洗濯物を干していると、ベランダの手すりに白い蝶が止まって、なかなか離れません。
「また白い蝶……。調べたら『幸運』と出るのに、『亡くなった人の魂』とも書いてある。まさか、誰かに何かあるんじゃないよね」
白い蝶は、これから何かが始まる人には幸運の知らせ、大切な人を見送った人にはその人が会いに来たしるしです。どちらであっても、死や不幸を呼ぶ知らせではありません。
白い蝶のスピリチュアルな意味とメッセージの中身から、寄ってくる・家の中・2匹といった場面ごとの読み方、不吉な前兆なのかどうか、見たときにすることまで順に話します。
白い蝶のスピリチュアルな意味3つ
白い蝶のスピリチュアルな意味は、「運気が上がる幸運の知らせ」「亡くなった人が会いに来たしるし」「悪いことが起きる前ぶれ」の3つです。
正反対に見えますが、どれも、誰かがひと区切りを越えて次の場所へ移るときに現れる、という点で共通しています。
| 意味 | よく言われる場面 |
|---|---|
| 運気が上がる幸運の知らせ | 寄ってくる・朝・神社・2匹 |
| 亡くなった人が会いに来たしるし | 家の中・玄関・お墓の近く・体に止まる |
| 悪いことが起きる前ぶれ | 夜に見る・死骸を見つける |
迷ったら、自分が見た場面にいちばん近い行を探してください。
幸運の意味は、花嫁の白無垢と、神事の白から来ています。亡くなった人の意味は、旅立つ人が着る白装束の白から来ています。
悪い前ぶれの意味は、その白装束の白を「これから誰かが旅立つ」と読んだものです。同じ白の、読み方の違いです。
この理由は、白い蝶は不吉なのかでひとつずつ答えます。
運気が上がる幸運の知らせ
白い蝶は、運気が上がる幸運の知らせです。これから何かが始まる人のところに届きます。
白は、日本で神事の色です。白い蛇・白い鹿・白いカラスのように、白い生き物は神様の使いとして大事にされてきました。
白い蝶も、その並びにいます。
白は、花嫁の白無垢の色でもあります。新しい家、新しい暮らしへ移る人が身につける色です。
だから白い蝶は、転職・引っ越し・結婚・進学のように、何かが始まる前の人に届く幸運の知らせとして受け取られてきました。
真っ白なノートを開く朝を思い出してください。まだ何も書かれていない1ページ目の前に立つ人のところへ、白い蝶は来ます。
確かめるのは1つです。この先1年以内に、始まることが決まっていること、または始めたいと思っていることはありますか。
亡くなった人が会いに来たしるし
白い蝶は、亡くなった人が会いに来たしるしです。とくに、大切な人を見送った人のところに届きます。
日本には、蝶を人の魂の姿と見る受け取り方があります。家に入ってきた蝶を追い払わず、大事に外へ帰す、という話もよく聞きます。
白は、明治より前は喪の色でもありました。亡くなった人が旅立つときに着る白装束も、白です。
だから白い蝶は、旅立った人が姿を変えて戻ってきた姿と重ねられやすいのです。
海外には、幼くして亡くなった子の魂を白い蝶が運ぶ、という言い伝えもあります。子を見送った親は、白い蝶をその子だと受け取ってきました。
この1年以内に見送った人がいるなら、命日・誕生日・お墓参りの前後に見る白い蝶は、その人のしるしです。
白い蝶のほかに、亡くなった人がそばにいるときの合図は、亡くなった人があなたのそばにいるサイン12選!その合図の受け取り方にまとめています。
悪いことが起きる前ぶれ
世間で言われる悪い意味は、3つに絞られます。
- 白い蝶は死の知らせ
- 夜に見る白い蝶は不吉
- 白い蝶の死骸は悪いことの前ぶれ
白い蝶を死の知らせとする言い伝えは、国内にも海外にもあります。
「幸運と言われても、こう聞くと、やっぱり気になる」
【場面別】白い蝶を見た状況で変わるスピリチュアルな意味
白い蝶は、見た状況で意味が変わります。寄ってくる・朝・神社・2匹で飛ぶ・小さい白い蝶は幸運の知らせです。
家の中や玄関に来る・体に止まるのは、亡くなった人が会いに来たしるしです。何度も見るときは、同じ場所なら亡くなった人、行く先々なら幸運の側です。
| 見た場面 | 読み方 |
|---|---|
| 寄ってくる | 幸運の知らせ |
| 小さい白い蝶(モンシロチョウ) | 幸運の知らせ |
| 家の中・玄関・庭 | 見送った人の帰宅、家族の門出 |
| 2匹で飛ぶ | 幸運の知らせ(恋愛) |
| たくさん・何度も | 同じ場所は見守り、行く先々は幸運 |
| 体に止まる | 見送った人が触れに来た |
| 朝 | 幸運の知らせ |
| 神社 | 幸運の知らせ |
| 車の運転中 | 幸運の知らせ |
| 目の前や車の前を横切った | 横切り方で読む |
| お墓の近く | 亡くなった人が会いに来たしるし |
横切った白い蝶の、横切り方・回数・方向の読み方は、アゲハ蝶が横切るスピリチュアルな意味とは?色・場所・回数別のサインと受け取り方で答えています。
自分の場面の見出しに、表の文字から飛んでください。
白い蝶が寄ってくるとき
白い蝶が寄ってくるのは、幸運の知らせです。これから始まることを控えた人のところに、白い蝶は寄ってきます。
近くまで来るのは、ほかの誰かではなく「あなたに」向いた知らせだからです。白は、始まりの色です。
白っぽい服や、花の香り・甘い匂いに寄ってくることもあります。それでも、ほかの人ではなくあなたの周りを離れないなら、始まりの知らせとして読んでください。
まとわりつくように離れないときも、同じ読み方です。
確かめることは1つです。この1年で始まる予定、始めたいことを、1つ思い浮かべてください。
色を問わず、蝶が寄ってくる場所で意味がどう変わるかは、アゲハ蝶が寄ってくるスピリチュアルな意味は? 寄られた場所で変わる!で読めます。
小さい白い蝶(モンシロチョウ)を見たとき
小さい白い蝶を見たときも、幸運の知らせです。新学期、新しい習い事、新しい職場の初日のような、日々の小さな始まりの合図です。
いちばん身近な白い蝶なので、大きな出来事より、毎日の小さな区切りを受け持ちます。
身近な白い蝶は、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、ツマキチョウなどです。名前を見分けなくても、同じ白い蝶として読みます。
確かめることは、今週、新しく始めたことが1つあるかどうかです。
白い蝶が家の中や玄関・庭に来たとき
家の中や玄関・庭に来た白い蝶は、見送った人がいるなら、その人が家に帰ってきたしるしです。見送った人がいないなら、家族の誰かに門出が近い知らせです。
玄関は、人が出ていき、帰ってくる場所です。白装束で家を出た人も、白無垢で家を出る人も、玄関を通ります。
朝、玄関で靴をそろえる家族の後ろ姿を思い浮かべてください。その家を出る日が近い人にも、出ていった人にも、玄関は同じ入り口です。
家に入った白い蝶は、窓を開けて外へ帰すのが、昔からの扱い方です。
確かめることは、家族に、この1年で進学・就職・結婚・独立のどれかが近い人がいるかどうかです。
白い蝶が2匹で飛んでいるとき
2匹で飛んでいる白い蝶は、幸運の知らせです。恋愛なら、二人の関係が一歩進む前ぶれです。
片思いなら距離が縮み、恋人や夫婦なら二人で新しいことを始める知らせです。
白は、花嫁の白無垢の色です。連れ立って飛ぶ2匹は、昔から、結ばれる二人に重ねられやすい姿です。
確かめることは1つです。今、関係を一歩進めたい相手が浮かぶかどうかです。
白い蝶をたくさん・何度も見るとき
白い蝶をたくさん、何度も見るときは、見る場所で読み分けます。
家の庭、お墓、通勤路の同じ角のように、同じ場所で何度も見ることがあります。行く先々で見ることもあります。
- 同じ場所:亡くなった人が見守っている
- 行く先々:始まりが近い幸運の知らせ
モンシロチョウは、春と秋に多く飛びます。その季節でも、「また白い蝶だ」と自分で気づいたこと自体を、知らせとして読みます。
「困っているときほど、白い蝶を見る」という話もよく聞きます。そのときは、行き詰まりが動き出す前の知らせです。
確かめることは、何度も見た場所が、同じか、行く先々で違ったかです。
白い蝶が体に止まったとき
白い蝶が体に止まったときは、見送った人がいるなら、その人があなたに触れに来たしるしです。見送った人がいないなら、迷っていることの背中を押す幸運の知らせです。
蝶が自分から人に止まるのは、いちばん近い距離で届く知らせです。
肩か手か頭かで意味を細かく分けるより、止まった瞬間に何を考えていたかが手がかりです。
確かめることは、止まった瞬間に頭に浮かんでいた人か、迷っていたことです。
白い蝶を朝に見たとき
朝に見た白い蝶は、幸運の知らせです。その日に始めることがうまく運ぶ合図です。
朝は、一日の始まりです。始まりの白と重なります。
夜に見たときの読み方は、夜に見る白い蝶は不吉なのかにあります。
確かめることは、今日、始めることを1つ決めてから出かけたかどうかです。
神社で白い蝶を見たとき
神社で見た白い蝶は、幸運の知らせです。神様に歓迎されているしるしです。
白は、神事の色です。神職の装束も、白です。
確かめることは、お参りの前に、始めたいことを心の中で1つ決めていたかどうかです。
車の運転中に白い蝶を見たとき
運転中に見た白い蝶は、幸運の知らせです。向かっている先に、これから始まることがあります。
車は、移る途中の乗り物です。移る人の色である白と重なります。
フロントガラスに当たってしまったときは、よくある質問の「白い蝶を殺してしまったら?」に答えています。
白い蝶は不吉なのか
白い蝶は、不吉ではありません。
死の知らせとも言われるのは、白がかつて亡くなった人の白装束の色であり、同時に花嫁の白無垢の色でもあった、「家を出て次の場所へ移る人の色」だからです。
白い蝶は、誰かを連れていく知らせではありません。もう旅立った人が会いに来たか、あなたに始まりが近いか、のどちらかです。
白い蝶は死の知らせなのか
白い蝶は、死の知らせではありません。もう旅立った人が会いに来たしるしか、あなたに始まりが近い知らせです。
「死の知らせ」という言葉が頭から離れないのは、白が長いあいだ、旅立つ人の色だったからです。
白無垢は、花嫁衣装の本来の形です。花嫁は、二度と生家に戻らない覚悟をこめて、白を着ました。
白は、明治より前は喪の色でもありました。婚礼と弔いで、同じ白を着ていたのです。
白は、家を出て、次の場所へ移る人が身につける色です。
白い蝶が幸運とも死の知らせとも言われるのは、蝶のせいではなく、この白の二つの顔のせいです。
「白い蝶は死」と読んだ人は、白装束の側だけを見ています。白装束の白は、「これから誰かが死ぬ」色ではなく、「もう旅立った人」の色です。
海外の「亡くなった子の魂を運ぶ」という言い伝えも、すでに旅立った子のことです。生きている子どもに何かが起きる知らせではありません。
自分の白い蝶がどちらなのかは、2つの問いで決まります。
1つめは、この先1年以内に、就職・転職・結婚・引っ越し・出産・進学のどれかを控えているか。2つめは、この1年以内に、大切な人を見送ったか、です。
- 始まりを控えている:幸運の知らせ
- 大切な人を見送った:会いに来たしるし
- 両方に当てはまる:両方の知らせ
- どちらもない:始まりの側
始まりを控えているなら、白無垢の側です。見送ったなら、白装束の側です。
両方に当てはまるなら、見送った人が、あなたの始まりを見に来た、ということです。
どちらもないなら、始まりの側です。始まりがまだ見えていない人にも、白い蝶は先に来ます。
1年にしたのは、一周忌までの1年が、昔から見送った人を偲ぶひと区切りの長さだからです。

夜に見る白い蝶は不吉なのか
夜に見る白い蝶は、不吉ではありません。昼より静かに、ひとりのときに届く知らせです。
夜は、人が家に戻り、ひとりになる時間です。亡くなった人を思い出しやすい時間なので、見送った人がいるなら、その人のしるしとして読みます。
見送った人がいないなら、始まりの側の知らせです。
家族が寝静まった台所で、ひとりお茶をいれる夜を思い浮かべてください。昼には思い出さなかった人の顔が浮かぶ、あの静けさの中で、白い羽は届きます。
夜に明かりへ寄ってくる白い羽は、蛾のこともあります。蝶でも蛾でも、白い羽として同じに読みます。
部屋に入ってきたら、部屋の明かりを消して窓を開け、外へ帰してください。
白い蝶の死骸は悪いことの前ぶれなのか
白い蝶の死骸は、悪いことの前ぶれではありません。ひとつの区切りが終わったしるしです。
白は、移る人の色です。死骸は、その蝶が役目を終えて、次へ移ったあとの姿です。
見つけたら、手で触れず、葉や紙ですくい、土の上や植え込みの根元に返してください。やり方は白い蝶の死骸は土に返すにあります。
白い蝶を見たときにすること
白い蝶を見たときは、この1年で始まることと見送った人を書き出して、自分の側を決めます。
亡くなった人が浮かんだら近況を話しかけ、家に入った白い蝶は窓を開けて外へ帰し、死骸は土に返します。
始まることと見送った人を書き出す
紙かスマホのメモに、2行書いてください。
- この先1年で始まること
- この1年で見送った人
書けた側が、あなたの白い蝶の意味です。基準は、白い蝶は死の知らせなのかの問いと同じです。
両方書けなかったときは、「始めたいこと」を1つ書いてください。始まりの側の、幸運の知らせになります。
亡くなった人が浮かんだら近況を話しかける
白い蝶を見て亡くなった人が浮かんだら、心の中で近況を伝えてください。
「最近こうしてるよ」と、その人がいなくなってからの自分の変化を1つ話します。
場所別の話しかけ方は、亡くなった人に話しかけてはいけない?理由と場所別の話しかけ方にあります。
家に入った白い蝶は窓を開けて外へ帰す
家に入った白い蝶は、つかまえず、追い払わず、窓を開けて外へ帰してください。
窓を大きく開け、夜なら部屋の明かりを消して、外の明るいほうへ出るのを待ちます。
家に入った蝶は大事にして外へ帰す、という昔からの扱い方に沿っています。
白い蝶の死骸は土に返す
白い蝶の死骸は、葉や紙ですくい、植え込みの根元や花の下に置いてください。
置いたら、「ありがとう」とひと言かけます。ゴミ箱には捨てません。
書き出してみても、見送ったあの人が本当に来てくれたのか、自分では確かめきれない夜があります。始まることが2つあって、どちらに向けた知らせか分からないこともあります。
白い蝶が誰の知らせだったのかは、見た日と、そのとき頭に浮かんだ人を声に出して話すと、1つに決まります。ひとりで考えていると、「来てくれた」と「気のせい」のあいだを行き来し続けるからです。
話す相手の選び方と、つながって最初に言う一言まで、1ページに並んでいます。
押しても電話はかかりません。名前を出さずに話せる相手の選び方など詳しいことがわかります。
白い蝶のスピリチュアルのよくある質問
本文で正面から扱わなかった疑問に、1つずつ答えます。
白い蝶のメッセージは何?
「ひと区切りを越えて、次へ進んでいい」というメッセージです。始まりを控えた人には背中を押す知らせ、見送った人には「こちらは大丈夫」という知らせです。
くわしくは白い蝶のスピリチュアルな意味3つへ。
白い蝶は恋愛のサイン?
2匹で飛んでいたら、恋愛のサインです。1匹なら、恋愛に限らず、始まりの知らせです。
くわしくは白い蝶が2匹で飛んでいるときへ。
白い蝶が3匹いたら?
3匹以上は「たくさん」と同じに読みます。同じ場所なら見守り、行く先々なら始まりの知らせです。
くわしくは白い蝶をたくさん・何度も見るときへ。
白い蝶の夢を見たら?
夢でも、同じ二択で読みます。目覚めて浮かんだのが見送った人ならその人が会いに来たしるし、始まることなら幸運の知らせです。
くわしくは白い蝶は死の知らせなのかへ。
白い鳥(白いハト)を見たときの運気は?
運気が上がる知らせです。白い生き物は神様の使いとして大事にされてきたので、白い蝶の幸運の意味と同じです。
くわしくは運気が上がる幸運の知らせへ。
白い蝶と白い蛾の違いは?
夜に明かりへ寄ってくる白い羽は、蛾のことも多くあります。意味は、蝶でも蛾でも同じ白い羽として読みます。
くわしくは夜に見る白い蝶は不吉なのかへ。
白い蝶を殺してしまったら?
罰は当たりません。土に返して「ごめんね」と言えば済み、車に当たってしまった場合も同じです。
くわしくは白い蝶の死骸は土に返すへ。
白い蝶とアゲハ蝶・黄色い蝶・黒い蝶の違いは?
白は、始まりと見送りの両方の色です。
黄色い蝶は黄色い蝶が横切るスピリチュアルな意味と、幸運の予告ではなく報告と読む理由で答えています。
黒いアゲハ蝶は黒いアゲハ蝶のスピリチュアルな意味を5つ!場所・状況などに分けて詳しく解説で答えています。
白い蝶のスピリチュアルな意味のまとめ
白い蝶は、これから始まる人には幸運の知らせ、大切な人を見送った人にはその人が会いに来たしるしです。
白は、白無垢にも白装束にも使われた、次の場所へ移る人の色です。だから、どちらでも死を呼ぶ知らせではありません。
今日見た白い蝶は、書き出した2行のうち、書けたほうで受け取ってください。


