夜、リビングのテーブルに置いたはずのリモコンが、どこにもありません。
ソファの下も、引き出しの中も見ました。家から一度も持ち出していません。
「たしかにここに置いた。さっきまであったのに、急に消えるなんておかしい。……家に、何かいる?」
家の中で物がなくなるのは、家にいる目に見えないものが、その物をしばらく預かっている印です。
預かるというのは、家から出していない物が、家のどこかへ移されているということです。預かっているのは、多くの場合、座敷わらしやご先祖のような、家を守る側です。
ただ、空気が重い部屋で消えたなら外から入り込んだ低い霊、夕方から夜に消えたなら神隠しの側です。どちらでも、物はいずれ戻ります。
悪いほうの意味に当たる人も、今夜の動作ひとつで終わります。
家の中で物がなくなるスピリチュアルな意味から、神隠しや霊の仕業なのか、今日からすることまで、順番にお話しします。
家の中で物がなくなるスピリチュアルな意味6つ
家の中で物がなくなるスピリチュアルな意味は6つで、良い意味が3つ、悪い意味が3つです。
どの意味に当たるかは、消えた部屋と時間で決まります。
良い意味は、座敷わらし、ご先祖や亡くなった家族、暮らしの変わり目の3つ。悪い意味は、物の神隠し、低い霊、家の気の滞りの3つです。
早見表で、自分の家に近い行を探してください。
| 意味 | 自分の家だと分かる手がかり |
|---|---|
| 【良い意味】座敷わらしが福を運んでいる | 家族が集まる部屋で、数分前まで手元にあった物が消える |
| 【良い意味】ご先祖や亡くなった家族がそばにいる | 仏壇や写真のそばなど、思い出の物がある部屋で消える |
| 【良い意味】家族の暮らしが変わる前触れ | 引っ越し・進学・就職の前後の時期に消える |
| 【悪い意味】物の神隠しにあった | 夕方から夜の時間に消える |
| 【悪い意味】低い霊が入り込んでいる | 空気が重い部屋で消える |
| 【悪い意味】家の気が滞っている | 物の多い部屋で、同じ物が何度も消える |
迷ったら、いちばん最近物が消えた部屋と時間で表を引いてください。
座敷わらしが福を運んでいるという意味
さっきまで手元にあった物が消えるのは、家に住む座敷わらしが遊んでいる印です。
座敷わらしは、岩手を中心に東北の古い家に住む、子どもの姿の神様です。寝ている人の枕を動かし、座敷で音を立てるいたずら好きです。
手元の物がふっと消えるのは、子どもが袖を引くような小さないたずらで、座敷わらしのいる家は栄えます。
反対に、座敷わらしが出ていった家は傾きます。
ご先祖や亡くなった家族がそばにいるという意味
大事な物や思い出の物が消えるのは、ご先祖や亡くなった家族が「ここにいるよ」と知らせている印です。
亡くなった人の遺品や、その人にもらった物が消えたり、置いた場所が変わったりします。
たとえば、祖母の三回忌の前の週、本棚から祖母にもらった栞だけが消えます。ほかの本は、少しも動いていません。
選ばれるのは、その人との思い出につながる物です。
迎え方は、亡くなった家族が物を動かしているのかに書きました。
家族の暮らしが変わる前触れという意味
引っ越し・進学・就職・同居の始まりや終わりの前後に物が消えるのは、家族の暮らしが変わる前触れです。
家にいるものが先に片づけているのは、次の暮らしに持っていかない物です。
「そういえば、来月から子どもが家を出る」と思い当たる人は、この意味です。
この意味は「何かいる」という怖さにつながらない、いちばん穏やかな知らせです。
物の神隠しにあったという意味
夕方から夜にかけて消えた物は、物の神隠しにあっています。
神隠しは、人が急にいなくなったとき、神に隠されたと受け取る昔の言い方です。物が急に消えたときも、同じ言い方をします。
隠すのは天狗や狐、隠し神と呼ばれる神様で、隠されるのは薄暗くなる夕暮れどきです。昔の村では、鉦や太鼓を鳴らして探しました。
隠す側は家を守る側ではありませんが、隠した物は持ち去りません。夜が明けて明るくなると、元の場所の近くに戻ります。
家に低い霊が入り込んでいるという意味
空気が重い部屋で物が消えるのは、家に低い霊が入り込んでいる印です。
空気が重い、というのは、部屋に入ると気持ちが沈む、長くいたくない部屋のことです。
低い霊は、家を守る側ではなく、外から入り込んだだけのものです。居座る力はなく、風が通れば出ていき、隠された物も戻ります。
怖いと感じたら、家に霊がいるから物がなくなるのかへ進んでください。
家の気が滞っているという意味
家の気が滞っている部屋とは、物置になった部屋、閉めきった客間、出しっぱなしの物で床が見えない部屋のことです。
- 床に物が置かれたまま
- 窓を開けない
- 人があまり入らない
同じ物が何度も消える、物の多い部屋で消えるのは、その部屋の気が滞っている印です。
床を見せる動作は、家の気が乱れているから物がなくなるのかに書きました。
【状況別】家の中で物がなくなるときの意味
家の中で物がなくなるときの意味は、消え方で分かれます。
「さっきまで、ここにあったのに」「また同じ物が」と思った、その消え方で表を引いてください。
| 消え方 | 意味 |
|---|---|
| さっきまで手元にあった物が消える | 座敷わらしのいたずら |
| 同じ物が何度も消える | 家の気が滞った部屋がある印 |
| 大事な物ばかり消える | ご先祖や亡くなった家族の知らせ |
| 引っ越しの前後に消える | 暮らしが変わる前触れ |
| 夕方から夜にかけて消える | 物の神隠し |
| 空気が重い部屋で消える | 低い霊が入り込んだ印 |
2つ当てはまるときは、いちばん最近の消え方で引いてください。
さっきまで手元にあった物が消えたとき
さっきまで手元にあった物が消えたのは、座敷わらしのいたずらです。
「一時間前までリビングにあったリモコンが消えた」。そんな消え方を、多くの人が「ありえない」と感じています。
動かしたのは座敷わらしです。迎え方は、座敷わらしが物を隠しているのかに書きました。

同じ物が何度もなくなるとき
同じ物が何度もなくなるのは、その物を置く部屋の気が滞っている印です。
何度も消える物の置き場所を思い出してください。床に物が積まれた部屋や、窓を開けない部屋ではありませんか。
床を見せる動作は、家の気が乱れているから物がなくなるのかに書きました。
大事な物ばかりなくなるとき
大事な物ばかりなくなるのは、ご先祖や亡くなった家族の知らせです。
大事な物ほど、その人との思い出につながっています。だから、知らせる物に選ばれます。
仏壇や写真のそばなど、思い出の物がある部屋で消えるなら、この意味です。迎え方は、亡くなった家族が物を動かしているのかに書きました。
引っ越しの前後に物がなくなるとき
引っ越しの前に物がなくなるなら、暮らしが変わる前触れです。
引っ越したあとなら、前からその家にいるものが、新しく来た人に挨拶しています。
「賃貸だし、住んだばかり。ここは自分の家じゃないのに、何がいるの?」
家にいるものにとって、自分の家かどうかは、住んだ年数ではなく、ただいまと言った回数で決まります。
今日から言い始めた「ただいま」も、1回に数えます。声のかけ方は、出かけるときと帰ったときに家に声をかけるに書きました。
夕方から夜にかけて物がなくなるとき
夕方から夜にかけて物がなくなるのは、物の神隠しです。
神隠しの言い伝えで隠されるのは、夕暮れどきです。薄暗くなってから消えた物は、隠されたと読みます。
探し方は、物の神隠しにあったのかに書きました。
空気が重い部屋で物がなくなるとき
空気が重い部屋で物がなくなるのは、低い霊が入り込んでいる印です。
部屋に入ると気持ちが沈む、長くいたくない。そんな部屋が当てはまります。
手当ては、家に霊がいるから物がなくなるのかに書きました。
家の中で物がなくなるのは家に何かいるからなのか
家の中で物がなくなるとき、家には目に見えないものがいます。
物を消すのは、多くの場合、物を預かって返す、家を守る側です。
ただ、空気が重い部屋で消えるなら外から入り込んだ低い霊、夕方から夜に消えるなら神隠しの側です。そのときも人を傷つけることはなく、物はいずれ戻ります。
「やっぱり、何かいるの?」「今夜もここで眠れる?」
座敷わらしと亡くなった家族は家を守る側なので、声をかけて迎えます。低い霊と神隠しと気の滞りは、動作ひとつで終わります。
座敷わらしが物を隠しているのか
さっきまで手元にあった物が消えたなら、座敷わらしの遊びです。
座敷わらしは栄える家にいて、追い出すと家が傾きます。だから、追い払いません。
物が消える家は、何かに狙われた家ではなく、福のいる家の側です。
怖がって塩をまいたり、お祓いを呼んだりするのは、福のいる家から福を追い出す向きです。
物が消えた部屋の真ん中で、「いてくれてありがとう」と声に出してください。
追い払われなかった家に、座敷わらしは長くいます。
物音も一緒にするなら、こちらにくわしく書いてあります。

物の神隠しにあったのか
夕方から夜にかけて消えたなら、物の神隠しです。
神隠しの言い伝えで隠されるのは夕暮れどきで、夜の暗い間は、隠す側の時間です。
探し続けて眠れなくなる夜を、ここで終わらせます。
日が暮れたら探すのをやめ、翌朝、カーテンを開けた明るい光の中で探し直してください。
家に霊がいるから物がなくなるのか
空気が重い部屋で消えたなら、低い霊が入り込んでいます。
ただし、物を隠すくらいの霊は、人を傷つける力を持たない弱いものです。
生き霊と呼ばれるものが入り込んでいる場合も、動作は同じです。誰のものかを探さずに、窓を開けてください。
弱いものは、家に風が通ると居づらくなって出ていきます。
朝いちばんに、家じゅうの窓を開けて、10分風を通してください。
亡くなった家族が物を動かしているのか
大事な物や思い出の物が消えたなら、亡くなった家族が「ここにいるよ」と知らせています。
怖いものではなく、会いに来た側です。
「今日、仕事が決まったよ」。そんな一言で届きます。
同じ知らせは、落ちた物や動いた遺品としても届きます。くわしくはこちらです。

家の気が乱れているから物がなくなるのか
同じ物が何度も消える、物の多い部屋で消えるなら、その部屋の気が滞っています。
床が見えると、気はすぐ流れ出します。
物が消えた部屋の床に置いた物を拾い上げて、床を見せてください。
- 座敷わらし:ありがとうと声に出す
- 神隠し:朝の光で探し直す
- 低い霊:朝いちばんに窓を開ける
- 亡くなった家族:一言話しかける
- 気の滞り:消えた部屋の床を見せる
家を守る側は物を預かって返し、低い霊と神隠しの側も、動作を済ませれば物は戻ります。
悪いほうの3つに当たった人も、動作は1つだけです。
家の中で物がなくなったときにすること3つ
家の中で物がなくなったときにすることは、次の3つです。
- 出かけるときと帰ったときに家に声をかける
- 物が消えた部屋で毎日少し過ごす
- 物が消えた日と家の出来事を書き留める
どの意味の家でも、今日から同じです。家にいるものは、顔なじみの人に物を返しやすくなります。
出かけるときと帰ったときに家に声をかける
出かけるときは「行ってきます」、帰ったときは「ただいま」を、誰もいない家にも声に出して言ってください。
家にいる座敷わらしやご先祖に、住んでいる人の声を毎日聞かせます。
賃貸でも、引っ越したばかりでも同じです。声に出すのは、毎日のこの2言だけです。
玄関のドアを開けて、誰もいないリビングに向かって「ただいま」と言う。最初の1回は照れくさくても、2回目には声が出ます。
家は、その声を聞き分けるようになります。
物が消えた部屋で毎日少し過ごす
物が消えた部屋に、1日に一度は入って明かりをつけ、少し座ってください。
人の入らない部屋は、家にいるものだけの部屋になります。人が座る部屋には、家にいるものも顔を出します。
座る時間は、飲み物が冷めるまでです。
夜、物が消えたリビングの明かりをつけて、テレビはつけずにソファの端に座ります。10分たつと、部屋の空気が少し違って感じられます。
物が消えた日と家の出来事を書き留める
何が、どの部屋で、何時ごろ消えたかと、その週の家の出来事を、1行ずつ書き留めてください。
家の出来事は、来客、引っ越しの話、命日などです。3行目くらいで、見つかった日も書き足します。
- 消えた物と、部屋と、時間
- その週の家の出来事
- 見つかった日
並べると、自分の家が6つの意味のどれなのかが見えてきます。
3つを済ませても、残る一点があります。自分の家にいるのが誰なのかです。
「座敷わらしなのか、亡くなった家族なのか、低い霊なのか。今夜も一人のこの家で、はっきりさせたい」
6つの意味のどれが自分の家なのかが、1つに決まります。
消えた部屋と時間、家の事情を話して外から見てもらうと、決まるからです。話す相手の選び方と、つながって最初に言う一言まで、1ページに並んでいます。
押しても電話はかかりません。名前を出さずに話せる相手の選び方など詳しいことがわかります。

家の中で物がなくなるスピリチュアルな意味のまとめ
家の中で物がなくなるのは、家にいる目に見えないものが、物を預かっている印です。
物が消える家は、何かに狙われた家ではなく、福のいる家の側です。
- 座敷わらしが福を運んでいる
- ご先祖や亡くなった家族の知らせ
- 家族の暮らしが変わる前触れ
- 物の神隠しにあった
- 低い霊が入り込んでいる
- 家の気が滞っている
悪い意味の3つには、それぞれ動作が1つあります。
夕方から夜なら朝の光で探し直し、空気が重い部屋なら朝いちばんに窓を開け、物の多い部屋なら床を見せます。
今夜は、自分の家に当たる意味の動作をひとつして、家に「おやすみ」と声をかけてから眠ってください。

