「明日も、この人の顔を見るのか」
話し終えてすぐ、自分の席に戻って画面を見つめている数分間にそう思ったことがあるなら、責める言葉はここには要りません。
消えてほしい。
いなくなってほしい。
目の前からいなくなってくれたら、どれだけ楽だろう。あの人のことを考えている時間だけでも、返してほしい。そう願うほど、明日もまた顔を合わせると分かっています。
嫌いな人がいなくなる言霊として今も伝わっている言葉は、どれも主語があなた自身です。
この記事は、相手を呪う方法ではありません。唱えられてきた言葉、唱える回数と時間帯、消えてほしいと願ってしまう気持ちの置き場所、自分の言葉のつくり方まで、順番にお伝えしていきます。

嫌いな人がいなくなる言霊に共通する特徴3つ
「○○さん、学びは終わりました」
「悪い縁を切ることができました」
「毎日楽しく過ごせて幸せです」。
実際に唱えられてきた言霊です。
でも、その前に一つ、お伝えしたい事実があります。
相手は変えられません。
頼んでも、願っても、あの人の性格や態度は、あなたの力では動きません。
動かせるのは、あなたの言葉と、その言葉を聞く自分の耳だけ。
この記事に集めた8つの言霊には、共通する特徴が3つあります。
主語が相手ではなく自分
「○○さんが辞めますように」という形の言葉は、伝わっている言霊の中に残っていません。残っているのは「わたしは学び終えた」「わたしは毎日楽しい」という形です。
主語が自分なのは、偶然ではありません。
すでに叶った形
「終わりました」「切ることができました」「幸せでした」。伝わっている言霊は、過去形・完了形で語られています。
これから起きてほしいことを願う形にすると、口に出すたびに「まだ起きていない」ことを自分に確認させてしまいます。すでに起きた形で言えば、確認するのは「もう起きたこと」のほうです。
相手を指さない言葉
名前を呼ぶ言い方はあっても、相手の性質や行き先、不幸を指す言葉は入りません。
声に出した言葉は、電波を発したラジオのようなものです。いちばん近くで、いちばん長くその放送を聞き続けるのは、発信した本人の耳です。相手には、一度も届いていません。
その事実は、8つの言霊すべてに共通しています。
嫌いな人がいなくなる言霊として今も伝わっている言葉は、相手について述べた文が一つも残っていません。相手を指す言葉は、口にした本人がいちばん近くで聞き続けるから、そういう言い方は残らなかったのです。
嫌いな人がいなくなる言霊8つ
伝わっている言霊は、大きく分けて8つあります。
服を選ぶように、口に出して違和感のないものを一つ、選んでください。
「○○さん、学びは終わりました」という言い方
上位の解説サイトの中でもっとも多く挙げられている言い方です。終わったのは相手との関係そのものではなく、自分の側の用事だ、という受け取られ方をしてきました。
「○○さん、必要な学びをありがとうございました」という言い方
上の言い方をやわらかくした形です。感謝の言葉が入るぶん、口に出しやすいと言われています。
「○○さん、ありがとう。出会いに感謝します」という言い方
相手に感謝できないときは、他の言い方を選んでください。
「○○さんと出会えて幸せでした」という言い方
過去形の代表的な形です。今の気持ちと合わないと感じたら、この言葉は飛ばしてください。
「悪い縁を切ることができました」という言い方
「悪縁」を名指しする、唯一の形です。ただし、切るのは縁であって、相手そのものではありません。
「良い出会いがあって毎日楽しい」という言い方
相手の名前が一切入らない形です。名前を入れたくない人は、この言い方を選んでください。
「毎日楽しく過ごせて幸せです」という言い方
上と同じ型です。職場でも、口の中だけで言える短さがあります。
「心から幸せでありますように」という言い方
相手の幸せを願う形です。願えないなら、他の言い方を選んでください。8つのうちの一つにすぎません。
唱えた人の語り方には、二通りあります。「相手が異動していった」「相手のほうが先に離れていった」と語る人と、「相手は居続けたけれど、気にならなくなった」と語る人。どちらも同じくらいよく聞かれます。
選んだ言葉は、いつからでも唱えはじめられます。
選ばれてきた言葉と場面を、表で見比べられます。
| 唱える言葉 | どう受け取られてきたか |
|---|---|
| ○○さん、学びは終わりました | 終わったのは相手ではなく自分の側の用事、という受け取り方 |
| ○○さん、必要な学びをありがとうございました | 感謝の言葉が入る分、口に出しやすいと言われる形 |
| ○○さん、ありがとう。出会いに感謝します | 感謝できないときは無理に使わなくてよい形 |
| ○○さんと出会えて幸せでした | 過去形の代表的な形 |
| 悪い縁を切ることができました | 悪縁を名指しする唯一の形。切るのは縁であって相手ではない |
| 良い出会いがあって毎日楽しい | 相手の名前が一切入らない形 |
| 毎日楽しく過ごせて幸せです | 職場でも口の中だけで言える短さ |
| 心から幸せでありますように | 相手の幸せを願う形。願えないなら使わなくてよい |
気に入った言葉が無くても、心配いりません。
言霊を唱える回数と時間帯の決め方
回数も、時間帯も、場所も、名前を入れるかどうかも。全部渡します。ただし、この通りにやらないと効かない決まりは一つもありません。
時間帯は、薬を飲む時刻のような決まりではありません。歯磨きの時間のような、生活の区切りです。朝と夜に置くのは、忘れないからであって、その時刻でなければ効かないからではありません。
唱える回数の決め方
よく言われている形は、1回、3回、朝と夜に1回ずつ。回数が多いほど効くという決まりはありません。決め方の目安は、言い終えたときに、自分がその言葉を信じられている回数です。
唱える時間帯の決め方
よく言われている形は、朝起きてすぐ、夜寝る前、家を出る前。その人のことを考え始める前と、考え終わりたいときに置くと、続きます。
唱える場所の決め方
よく選ばれている場所があります。
- 洗面所
- 車の中
- 帰り道
- 自分の部屋
人に聞かれない場所が、よく選ばれています。職場の席で、口の中だけで言う形も選択肢です。
相手の名前を入れるかどうかの決め方
名前を入れる流儀と、入れない流儀の両方があります。
名前を入れると、唱えるたびに相手を思い浮かべる時間が生まれます。それが増えるなら、入れないほうを選んでください。
意味の分からない呪文より、自分が言える文のほうが続きます。
続ける日数の決め方
よく言われている形は、1日だけ、1週間、気にならなくなるまで。途中でやめてはいけない、とは決まっていません。やめたくなったときが、やめどきです。
方角を気にするかどうかの決め方
方角や月の満ち欠け(新月・満月)を決める流儀もあります。ただ、この言葉は自分に向けるものなので、方角より「誰に聞かせる言葉か」で決めてください。
決めることは、次の6つです。
一つずつ、自分に合う形を選んでください。
| 決めること | 目安 |
|---|---|
| 回数 | 1回、3回、朝晩1回ずつなど。多いほど効くという決まりはない。言い終えて信じられている回数が目安 |
| 時間帯 | 朝起きてすぐ、夜寝る前、家を出る前。考え始める前・考え終わりたいときに置くと続く |
| 場所 | 洗面所、車の中、帰り道、自分の部屋など人に聞かれない場所。職場の席で口の中だけで言う形も選択肢 |
| 名前を入れるか | 入れる流儀と入れない流儀の両方がある。相手を思い浮かべる時間が増えるなら入れないほうを選ぶ |
| 続ける日数 | 1日だけ、1週間、気にならなくなるまで。途中でやめてはいけないとは決まっていない |
| 方角 | 新月・満月など気にする流儀もある。方角より「誰に聞かせる言葉か」で決めてよい |
全部を守らなくても、言霊は働きます。
続けやすい形が、いちばん長く続きます。
唱え方に迷ったときは、続けやすい形を優先してください。
回数や時間帯を変えても、言葉そのものが変わるわけではありません。

嫌いな人がいなくなる言霊をめぐる不安への答え
消えてほしいと願ってしまう気持ちにも、跳ね返るのではという心配にも、ここで答えます。
一番強い言霊があるのかという問いの受け止め方
強さの順位は、決まっていません。同じ言葉でも、口にした人が信じられるかどうかで、残り方が変わります。
選ぶ基準は一つです。口に出したとき、自分が引っかからない言葉を選んでください。
強さを比べなくても、続けやすさで選べば十分です。
唱えても相手が変わらないときの受け止め方
効かなかったのは、回数が足りなかったからではありません。
自分で判定できる基準は一つです。
唱えたあと、その人のことを考える時間が増えたか、減ったか。増えているなら、その言葉はあなたを相手に縛っている側にあります。減っているなら、相手が居続けていても、その言葉は働いています。
消えてほしいと願ってしまう自分の受け止め方
「消えてほしい」「いなくなってほしい」「辞めてくれたらいい」。そう願うのは、相手を変えられないと分かっているときに、人が必ず通る道です。
そう思ってはいけない、とは書きません。
「もう考えたくないのに、また考えてる」。そのつぶやきごと、ここに置いていってください。
相手の幸せを願えない気持ちの受け止め方
願えないなら、他の言い方を選んでください。幸せを願う言い方は、8つのうちの一つにすぎません。願えないのは、あなたが冷たいからではありません。
自分に跳ね返るのではという心配の受け止め方
跳ね返るかどうかではなく、その言葉を毎日いちばん近くで聞くのが自分だという一点で考えれば足ります。相手を指す言葉を選ばなければ、心配する形にはなりません。
塩やトイレットペーパー、待ち受けといった、物や場所で境目をつくる方法もあります。くわしくは嫌いな人が去っていくスピリチュアルな意味で扱っています。
「あなたの波動が上がったから嫌いな人が去った」という説明も見かけます。ただし、これは裏返すと「まだ去らないのは、あなたの波動が低いから」という話にもなります。去らないのは、あなたの波動が低いからではありません。
消えてほしいと願ってしまう気持ちも、跳ね返るのではという心配も、職場でも家族にも言えない種類のものです。名前も所属も知らない相手に、一度だけ声に出して話してみるという方法もあります。
嫌いな人がいなくなる言霊を自分の言葉でつくる手順
8つの中に、しっくりくる言葉がなかった人のための手順です。
手紙を書くとき、まず決めるのは誰に読ませる文かです。言霊も同じで、まず自分に宛てて書きます。
手順① 相手ではなく自分の状態を1つ書き出し
「イライラしている」「気持ちよく働けていない」など、今の自分の状態を一つだけ選びます。相手をどうこうする言葉ではありません。
手順② 書き出した状態をすでに起きた形に直し
「○○さんが辞めますように」ではなく「わたしはこの職場で気持ちよく働けています」。「あの人がいなくなりますように」ではなく「わたしは毎日を自分のペースで過ごせています」。すでに叶った形に書き直します。
手順③ 相手の名前を入れるかどうかの判断
「相手の名前を入れるかどうかの決め方」と同じ考え方です。名前を思い浮かべる時間が増えるなら、入れないほうを選んでください。
手順④ 声に出して引っかからないかの確認
一度、声に出してみてください。言いながら引っかかる言葉があれば、そこだけ言い換えます。引っかからなくなった形が、あなたの言霊です。
自分の言葉は、時間が経つと少しずつ変わっていきます。
そのときはまた、書き直してください。

嫌いな人がいなくなる言霊のスピリチュアルな意味のまとめ
嫌いな人がいなくなる言霊として、今も語り継がれている言葉を8つ紹介しました。
残っている言霊は、どれも主語があなた自身です。相手について述べた文は、一つも残っていません。その言葉をいちばん近くで、いちばん長く聞き続けるのが自分だから、そういう言い方は残らなかったのです。
消えてほしいと願った自分を、責めなくていい。今夜、唱える言葉を一つ選んで、回数と時間帯を自分で決めてください。

唱える言葉や回数を自分で決めたあと、この選び方でよかったのか気になる夜もあると思います。そのときも、事情を知らない相手に一度話してみると、違って見えることがあります。
