朝、顔を洗う前に、ふと胸のあたりに手を当てます。
夜中にここへ誰かが乗っていた感触が、まだ残っています。重さはもう無いのに、手を離せません。
「胸の上に、誰か乗ってたよね。あれ、何だったの? 今夜も来るの?」
金縛りで押さえつけられるのは、上から乗る重さで「起き上がるな」と止められているからです。
胸や頭など、押さえつけられた場所は、決めかけていることや飲み込んだ本音など、今の暮らしで抱えている荷のありかを指しています。
押さえつけられるスピリチュアルな意味から、場所ごとの読み方、悪い霊の憑依や呪いかどうか、今夜のすることまで順に答えます。
金縛りで押さえつけられるスピリチュアルな意味4つ
金縛りで押さえつけられるときは、まず「止められている」と読みます。
熱を出した子が「もう平気」と布団から起き上がろうとすると、親が肩をそっと押さえて寝かせます。押さえる手は、止める手です。
押さえつけられる金縛りも同じで、上から乗る重さは、起き上がりかけたあなたを止めています。
止めているのが守護霊やご先祖なら、急いで進もうとしている何かを引き止める重さです。低い霊や誰かの生き霊なら、その重さをあなたに預けて去ります。
良い意味が2つ、悪い意味が2つです。
見分けは、重さがじっと止まっていたか、動いたかです。
起き上がらせずに引き止める守護霊やご先祖
重さがじっと止まっていて、手のひらで一点を押されるような重さなら、守護霊やご先祖の引き止めです。
強くなったり弱くなったりせず、同じ場所に乗り続けます。解けたあとは、妙に落ち着いています。
転職、引っ越し、別れ、大きな買い物など、決めかけていることがある時期に来ます。退職届を出す前の週、契約の前夜、別れ話を切り出す前などです。
「急ぐな、一晩置け」と、親の手と同じ形で止めに来ています。
金縛りという言葉がもともと護る側の言葉だった話は、こちらの記事にまとめています。
のしかかってくる低い霊
重さが座られたように体全体へのしかかり、時間がたつほど増すなら、行き場のない低い霊がのしかかっています。
疲れて気が弱っている夜に、休める場所としてあなたの上に重さを預けていきます。解けたあとも、体に重さが残ります。
- 残業が続いた週
- 人混みに長くいた日
- お葬式や病院の帰りの夜
「やっぱり、何か乗ってたんだ」と思った人へ。低い霊は重さを預けて去るだけで、体の中へ入ってくる形ではありません。
今夜からの手当ては、金縛りで押さえつけられたときの対処法5つにあります。
重さになって届く誰かの生き霊の念
押さえつけられているあいだに特定の人の顔が浮かんだなら、その人の強い想いが重さになって届いています。
その人と会った日の夜に起きたときも同じです。恨みや嫉妬だけでなく、強すぎる好意や執着でも重さになります。
思い当たる相手は、もめている同僚、別れた相手、急に距離を詰めてくる人などです。重さは胸や首に来て、その人のことを考えた夜に重なります。
生き霊への手当ては、生き霊のお祓いを自分でする5つの方法と効かないときの対処法にまとめています。
開きかけている霊的な感覚
押さえつけられたあとに、次のどれかがあれば、霊的な感覚が開きかけています。
- 耳の奥で高い音がした
- 体がふわっと浮く感じがした
- 解けた瞬間に体が軽くなった
開く途中の感覚に体が追いつくまで、体を押さえている形です。解けたあとが軽いのは、そのためです。
悪い意味の2つは、低い霊が座られたような重さを預けていく形と、生き霊が胸や首に届ける想いの重さです。
「じゃあ、私が押さえつけられたのは、どっちの重さ?」
金縛りで押さえつけられた場所別の意味6つ
金縛りで押さえつけられた場所は、今の暮らしで荷が重くなっている1か所を指しています。
胸なら決めかけていること、お腹なら飲み込んでいる本音、首なら向けられている念、頭なら考えすぎ、肩や腕なら引き受けすぎ、全身ならその部屋や土地の重さです。

図のとおり、気をつけたい側は首と全身の2か所だけです。残りの4か所は、翌日に荷を1つ下ろせば、止める理由がなくなります。
自分が押さえつけられた場所へ、胸、お腹、首、頭、肩や腕、全身の順に飛んで読んでください。
胸を押される・胸に乗られるとき
胸を押される金縛りは、決めかけていることを「まだ決めるな」と止める重さです。
見分けは、手で押されたか、座られたかです。手のひらで押される重さなら守護霊やご先祖の引き止めで、座られたように胸全体に乗る重さなら低い霊がのしかかっています。
胸は心の真上にあり、「胸に手を当てて考える」と言うように、決める前に手を当てる場所です。止める重さが胸に来るのは、決める前の場所だからです。
押された時期と、決めかけていたことを並べてみてください。退職、告白、引っ越し、契約のどれかが重なります。
お腹を押されるとき
お腹を押される金縛りは、飲み込んでいる本音を腹の底から出せずにいる重さです。止める側の重さで、「腹にしまい込みすぎている」と伝えています。
「腹を割って話す」「腹に据えかねる」「腹の虫がおさまらない」と、本音と怒りはお腹にあるものとして言い表されてきました。
脇のあたりを親指でぐっぐっと押される感覚も、お腹から脇にかけての重さとして同じ読み方です。
首を絞められるとき
首を絞められる金縛りは、誰かに向けられている念が、首に来ている重さです。押さえつけの場所の中で、いちばん気をつけたい側です。
恨み、嫉妬、別れたあとの執着が、生き霊として首に届きます。
首は「首が回らない」「首を突っ込む」「首を切られる」と言うように、人とのしがらみや立場の言い回しが集まる場所です。
思い当たる相手を、1人思い浮かべてください。
- もめている人
- 別れた人
- 急に冷たくなった人
この3人のうち、真っ先に顔が浮かぶ人が念の主です。
首に重さが来たのは、念が強い相手がいる合図です。今夜からの手当ては、対処法5つにあります。
相手の側の読み方は、恨まれているサインとは?スピリチュアルな意味・生霊・対処法まで解説にくわしく書いています。
頭を押さえつけられるとき
金縛りで頭は押さえつけられます。考えすぎを止める重さで、守護霊やご先祖が「今は考えるのをやめて寝ろ」と止めに来ています。
「頭を冷やせ」「頭を下げる」と言うように、頭は考えと意地のある場所です。
寝る直前まで同じことを考えていた夜に、起きやすくなります。仕事の段取り、言い返せなかった会話、将来のお金のどれかです。
肩や腕を押さえつけられるとき
肩や腕を押さえつけられる金縛りは、引き受けすぎている重さです。肩なら背負っている役目、腕なら手を出しすぎている用事を、「それ以上持つな」と止めています。
「肩の荷が下りる」「肩代わり」「片腕になる」と、役目や頼まれごとは肩と腕で言い表されてきました。
ただし、肩に重さが残ったまま朝まで抜けないなら、低い霊が肩に乗っています。肩が重いのは霊が乗っているから、という読み方は昔からあり、この形には当てはまります。
腕を掴まれて離してもらえない金縛りも、同じ読み方です。引き受けた用事が手から離れない限り、腕の重さは続きます。
肩や頭を押さえつけられる夢も、同じ読み方です。
全身を大勢に押さえつけられるとき
体じゅうを何人もの手で押さえつけられる金縛りは、自分の荷ではなく、その部屋や土地の重さです。気をつけたい側です。
旅先の宿や、引っ越したばかりの部屋で起きたなら、場所の側の重さで確定です。
大人数に押さえつけられて重圧が桁違いだった、という声は、この形に当てはまります。
自分の家で起きたなら、寝ている位置(壁ぎわ、窓の下、ドアの正面)を変える前と後で比べてください。位置を変えて来なくなれば、場所の重さです。
旅先で起きたなら、その部屋で起きたことは部屋に置いて帰ります。
金縛りで押さえつけられるのは憑依や呪いなのか
金縛りで押さえつけられるのは、多くが憑依でも呪いでもなく、止める側の重さです。
気をつけたいのは、重さが足元から這い上がってきた、胸から首へ動いた、首に来た、の3つの形だけです。
この3つのときは、低い霊か生き霊が重さを預けに来ています。
それ以外は、止める側か、体が休みを求めている側です。
昨夜の重さの形を、表で引いてください。
| 重さの形 | 読み方とすること |
|---|---|
| じっと止まっていた | 止める側(守護霊・ご先祖)。 翌日、押さえられた場所の荷を1つ下ろす |
| 足元から這い上がった・胸から首へ動いた | 気をつけたい側(低い霊)。 解けたら押さえられた場所に手を当てる |
| 首に来た | 気をつけたい側(生き霊)。 思い当たる相手と距離を置く |
| 寝不足や仰向けの夜だけ | 体が休みを求めている側。 その週は寝る時間を早める |
迷ったら、重さが止まっていたか動いたかだけで、表を引いてください。
体に入られかけているのか、怒らせたのか、呪いなのか、疲れなのか。よく出る4つの不安に、順に答えます。
重さが動いたときは体に入られかけているのか
入られかけてはいません。押さえつけの重さは体の外から上に乗る重さで、体の中へ入る形とは別です。
動いたときは、低い霊が乗る場所を探している形です。足元から膝、お腹、胸へ這い上がる、胸から首へずれる、のが例です。
この形のときにすることは、押さえられた場所に自分の手を当てることです。解けたらすぐ、重さを自分の手で上書きします。
そばに立つ気配や、触られる感覚のほうが強かった人は、金縛りで人の気配を感じるのはなぜで読み方を答えています。
抵抗すると力が強くなるのは怒らせたからなのか
怒らせたのではありません。押し返すと、止める側も重さを預けに来た側も、同じ強さで押し返してくるのが押さえつけの重さです。
綱引きと同じで、こちらが引くほど向こうも引きます。
腕を掴まれて、抵抗するほど離してもらえなかった、という声は多く、力を抜いた瞬間に重さが抜けた、という話もよく聞かれます。
することは、押し返さずに息を吐ききる動作です。
毎晩のように押さえつけられるのは呪われているからなのか
呪いではありません。毎晩のように来るのは、止める側が伝えたいことがまだ届いていないからです。
押さえつけられた場所の荷を下ろさない限り、同じ場所に同じ重さが来ます。
毎晩、同じ場所か、日によって場所が変わるかを見てください。
同じ場所ならその場所の荷で、場所が変わるなら部屋の重さです。読み方は全身を大勢に押さえつけられるときにあります。
横向きに寝たら強くなった、という場合も、体の向きではなく、押さえつけられた場所を見てください。
重さが動く形が続くときは、お祓いへ進みます。
寝不足の夜だけ押さえつけられるのは疲れのせいなのか
疲れのせいです。体が休みを求めている側の金縛りです。
押さえつけられた場所の意味に、今の暮らしで思い当たることが1つもなく、徹夜明け、仰向けの昼寝、仕事が詰まった週にだけ起きるなら、この形です。
医学では、この状態を睡眠麻痺と呼びます。
金縛りで押さえつけられたときの対処法5つ
金縛りで押さえつけられたら、押し返さずに息を長く吐ききって力を抜き、解けたら押さえられた場所に自分の手のひらを当ててください。
翌日は押さえられた場所の荷を1つ下ろし、寝るときは胸の上で手を組まず、重さが動いた夜が続くなら神社でお祓いを受けます。
| 場面 | すること |
|---|---|
| 押さえつけられている最中 | 押し返さずに息を長く吐ききる |
| 解けた直後 | 押さえられた場所に自分の手のひらを当てる |
| 翌日 | 押さえられた場所の荷を1つ下ろす |
| 寝る前 | 胸の上で手を組まず、手を体の横に下ろす |
| 重さが動いた夜が続くとき | 神社でお祓いを受ける |
迷ったら、今いる場面の行だけを選んでください。1つずつ順に説明します。
押さえつけられている最中は押し返さずに息を吐ききる
押さえつけられたら、押し返さず、息をできるだけ長く吐ききって、全身の力を抜きます。
押し返すほど強くなる重さなので、こちらが力を抜くと、押さえる理由がなくなります。理由は抵抗すると力が強くなるのは怒らせたからなのかにあります。
守護霊の引き止めなら、力を抜いた時点で用が届いて、重さが抜けます。
解けたら押さえられた場所に自分の手を当てる
解けたら、押さえられていた胸、お腹、頭、肩に、自分の手のひらを当てて、ゆっくり3回息をします。首なら首の後ろに、全身なら胸の真ん中に当ててください。
押さえていた重さを、自分の手の重さで上書きする動作です。
「手当て」という言葉は、手を当てることそのものが手当てだった昔の言い方から来ています。
翌日は押さえられた場所の荷を1つ下ろす
翌日、押さえつけられた場所の荷を1つ下ろします。荷が下りれば、止める側には止める理由が、重さを預けに来た側には乗る隙がなくなります。
荷は、押さえつけられた場所ごとに1つだけ決まっています。
| 押さえつけられた場所 | 翌日下ろす荷 |
|---|---|
| 胸 | 決めかけていることを1日延ばす |
| お腹 | 飲み込んでいる本音を紙に書いて読む |
| 首 | 思い当たる相手と会う予定を1つ減らす |
| 頭 | 寝る前の考えを3行書き出す |
| 肩や腕 | 引き受けている用事を1つ断る |
| 全身 | 寝る位置を移す |
迷ったら、昨夜押さえられた場所の行だけを選んでください。複数の場所に当たる夜は、首の行を先に済ませます。
胸の上で手を組まずに寝る
胸の上に手を置いて寝ると、怖い夢を見る、金縛りにあう、という言い伝えが昔からあります。
寝るときは、胸の上で手を組んだり、手やスマホ、ぬいぐるみを胸に乗せたりしないでください。手は体の横に下ろします。
胸の上は、押さえつけの重さが最初に来る場所です。自分から重さを乗せておくと、重さを呼ぶ形になります。
仰向けで寝ている人ほど、手の置き場所を見直してください。
重さが動いた夜が続くときのお祓い
重さが這い上がる、胸から首へ動く、首に来る。この気をつけたい形が続くなら、近くの神社でお祓いを受けます。
目安は回数ではなく、重さの形で決めます。
- 手を当てても荷を下ろしても続く
- 首に来る重さが続き、縁が切れない
- 旅先から帰っても全身の重さが続く
お祓いは、厄除けや家内安全などの名目で受けられます。
じっと止まる重さだけなら、お祓いではなく荷を下ろすことで止まります。
ここまでの動作を済ませても、残る迷いがあります。
- 「重さは止まっていた気もするし、少し動いた気もする」
- 「首を絞められたのは、誰の念?」
- 「守護霊が止めているなら、何を止めているのか分からない」
押さえつけられた夜の日付と場所、その頃に決めかけていたこと、思い当たる人を並べて話すと、重さの主が誰で、何を止めに来たのかが1つに決まります。
自分の記憶だけでは、重さが止まっていたか動いたかを決めきれないからです。話す相手の選び方と、つながって最初に言う一言まで、1ページに並んでいます。
押しても電話はかかりません。話す相手や料金など詳しいことがわかります。
金縛りで押さえつけられるときのよくある質問
夢で押さえつけられたときや、恋愛のサインかどうかなど、本文で答えきれなかった疑問に答えます。
誰かに押さえつけられる夢は、金縛りと同じ意味?
霊が体に入る感覚は?押さえつけられるのは入られかけている?
押さえつけられる重さは、体の外から上に乗る重さで、入られている形ではありません。重さが胸から首へ動いたときだけ気をつけたい側です。
解けたら押さえられた場所に自分の手のひらを当てて、重さを自分の手で上書きします。
くわしくは重さが動いたときは体に入られかけているのかへ。
押さえつけられる金縛りにあいやすい人は?
荷を下ろせない時期の人です。頼まれごとを断れない、決めかけていることを一人で抱えている時期に、押さえつける重さが来ます。
くわしくは翌日は押さえられた場所の荷を1つ下ろすへ。
金縛りにあいやすい人の全体像は、見分け方の記事にまとめています。
金縛りで押さえつけられるのは恋愛のサイン?
押さえつけられているあいだに特定の人の顔が浮かんだなら、その人の想いが重さになっています。温かい重さなら好意、首や胸にのしかかる重さなら執着です。
くわしくは重さになって届く誰かの生き霊の念へ。
恋愛の側は、生き霊で恋愛がうまくいかない?好きすぎて自分で飛ばしていないか確認する方法にあります。
見たらやばい夢は、押さえつけられる夢のどれ?
一晩に何度も押さえつけられるのはなぜ?
止める側が、まだ用を伝えきれていないからです。一度解けたら、押さえられた場所に手のひらを当てて息を3回長く吐き、止められていることを1つ思い浮かべてから寝直します。
くわしくは毎晩のように押さえつけられるのは呪われているからなのかへ。
金縛りで押さえつけられるスピリチュアルな意味のまとめ
金縛りで押さえつけられるのは、熱を出した子を親が押さえて寝かせるのと同じで、止められているからです。
重さがじっと止まっていれば止める側、動いた、または首へ来たなら気をつけたい側です。
- 胸と頭:決めかけていることを1日延ばす、考えを3行書き出す
- お腹と肩や腕:本音を紙に書いて読む、用事を1つ断る
- 首と全身:会う予定を1つ減らす、寝る位置を移す
押さえつけられた場所は、今の暮らしで荷が重くなっている1か所です。
翌日その荷を1つ下ろせば、押さえつける理由がなくなります。

