夕食の洗い物のあと、テーブルのスマホが光ります。
2年前に辞めた職場の先輩から、「今度うちで人を探してるんだけど、手伝ってくれない?」。
そういえば先週も、知り合いから似た仕事を頼まれたばかりです。
「これって、仕事に呼ばれてるってこと?それとも、ただ人手が足りないだけ?」
声がかかる、仕事が舞い込む。そんなことが続くと、スピリチュアルな導きなのか、使命や天職の話なのかを確かめたくなります。
仕事に呼ばれるとは、仕事のほうがあなたを名指しで選びに来ることです。呼ばれた仕事かどうかは、頼まれた中身が、あなたが頼まれなくても前から人にしてきたことと同じかで分かります。
仕事に呼ばれる意味の話から、仕事が舞い込むサイン、呼ばれた仕事は天職なのかまで、順にお答えします。
仕事に呼ばれるスピリチュアルな意味3つ
仕事に呼ばれるスピリチュアルな意味は、役目を果たす時期が来た、自分では当たり前の得意が人の役に立つ、自分で選んだ道より合う道へ回される、の3つです。
ここでいう「名指し」は、あなたのいない場所であなたの名前が挙がり、その人があなたに連絡してきたことです。
昔の先輩からの誘い、取引先からの指名、知人からの「あなたにお願いしたい」がそうです。
「人が仕事を選ぶのではなく、仕事に呼ばれる」と言われます。「お呼びがかかる」と同じで、誰でもいいではなく、あなたを名指しした声です。
| 自分で選ぶ仕事 | 呼ばれる仕事 |
|---|---|
| 始まりは、求人を探して応募する | 始まりは、人から声がかかる |
| 決め手は、条件とやりたいこと | 決め手は、あなたが前からしてきたこと |
| 名前は、応募書類に自分で書く | 名前は、相手が先に口にしている |
| 続く理由は、がんばって合わせる | 続く理由は、手がもう知っている |
右の列を、あなたの最近の出来事に当てはめて読んでください。
意味1 その役目を果たす時期が来たという意味
その役目を果たす時期が来たという意味とは、あなたが持っている役目を使う時が来た、ということです。
呼ばれる仕事は、「やりたいこと」より「あなたにしかできない役目」の形で来ます。
役目は、それを必要とする人が現れたときにしか動きません。声をかけた人の側に今困っていることがあり、そこにあなたの手が合っただけです。
だから時期は自分で決められず、向こうから来るのです。
「ちょうど今、あなたみたいな人を探していたんです」と言われたなら、この意味です。
意味2 自分では当たり前の得意が人の役に立つという意味
自分では当たり前の得意が人の役に立つという意味とは、「誰でもできる」と思っていることが、人には得意に見えている、ということです。
呼ばれるのは、あなたが自分で数えていなかった力です。
自分の得意は、自分には見えません。息をするのと同じだからです。
外から見ている人のほうが、先に気づきます。
だから仕事は、自分で探すより、人から言われる形で来ます。
趣味で作っていた小物を「売ってほしい」と頼まれて仕事になった人、飲み会の幹事をいつも任されてイベントの仕事に誘われた人。よくある形です。
意味3 自分で選んだ道より合う道へ回されるという意味
自分で選んだ道より合う道へ回されるという意味とは、自分の計画になかった道に回される、ということです。
「人が仕事を選ぶのではなく、仕事が人を選ぶ」の中身は、これです。
自分で選ぶと、知っている範囲(条件・肩書き・やりたいこと)からしか選べません。
呼ばれる道は、知らない範囲から来ます。
だから最初は、「なんで私?」「予定と違う」と感じます。
転職が「導かれた」と感じられるのは、多くがこの形です。自分で探していなかった話から、不思議な縁が始まります。
休んだ人の代わりに一時的に入った担当が、そのまま一番長く続く仕事になった。よくある形です。
世間では、悪い読みも並びます。「呼ばれた仕事を断ると、次はもう来ない」「呼ばれるのは、便利に使われているだけ」。
「でも、ただの人手不足だったら?」
どちらなのかは、呼ばれた仕事は天職なのかで見分けます。
仕事に呼ばれるスピリチュアルなサイン5選
仕事に呼ばれるサインは、仕事の話が向こうから来る形で出ます。誰から、何を頼まれたかを見てください。
仕事が舞い込むサインも、仕事が決まるサインも、見るところは頼まれた中身と声のかかり方です。
同じ種類の仕事が続く、久しぶりの人から連絡が来る、別々の人に勧められる、代わりを頼まれる、返事が先に出る。この5つが、仕事に呼ばれるサインです。
サイン1 頼んでいないのに舞い込む同じ種類の仕事
頼んでいないのに同じ種類の仕事が舞い込むのは、仕事に呼ばれるサインです。
別々のところから、文章を見てほしい、人の相談に乗ってほしい、数字をまとめてほしい、といった同じ種類の頼みが続けて来ます。
一度の依頼は偶然です。でも同じ種類が3回続いたら、偶然ではありません。
声をかけた人が、別の人にあなたの話をしているからです。あなたの名前とその仕事が、セットで人の口にのぼっています。
サイン2 しばらく連絡のなかった人からかかる仕事の声
しばらく連絡のなかった人から仕事の声がかかるのは、仕事に呼ばれるサインです。
昔の上司、前の職場の先輩、何年も会っていなかった同級生から、「手伝ってほしい」「うちに来ない?」と連絡が来ます。転職で声がかかる形の代表です。
何年たっても思い出される人は、相手の中で「あの仕事ならあの人」と結びついています。
時間をあけて声がかかるのは、相手の側に、あなたの役目を必要とする場ができたときです。
サイン3 別々の人から勧められる同じ仕事
別々の人から同じ仕事を勧められるのは、仕事に呼ばれるサインです。
家族、友人、職場の人など、互いに知らない人から、「あなた、◯◯向いてるよ」と同じことを言われます。
互いに知らない人が同じことを言うのは、口裏合わせではありません。あなたの外側に、同じものが見えているからです。
周囲の人間関係の中で、同じ言葉を3回聞いたら、その言葉をメモに残してください。
サイン4 抜けた人の代わりに回ってくる役目
抜けた人の代わりに役目が回ってくるのは、仕事に呼ばれるサインです。
急に辞めた人や、休んだ人の代わりに、担当や役目がこちらに回ってきます。最初は「仕方なく」に見えます。
演奏会の前に楽団の誰かが抜けると、その楽器を弾ける人にだけ電話がかかります。空いた席に座れるのは、誰でもいいわけではありません。
暮らしで言えば、代わりに呼ばれるのは、その役目を前から知っている人です。「誰でもいいから」に見えて、実は名指しです。
押し付けとの見分け方は、呼ばれた仕事は天職なのかで渡します。
サイン5 話を聞いた瞬間に先に出る「やります」の返事
話を聞いた瞬間に「やります」と口が先に動くのは、仕事に呼ばれるサインです。
条件を考える前に、口が先に「やります」と言っています。理由は、あとから考えます。
頭は損得で迷いますが、手と口は、前からしてきたことを知っています。呼ばれた仕事は、体のほうが先に覚えがあります。
見るのは、相手との空気ではなく、頼まれた中身に対する自分の反応です。
- 同じ種類の仕事が続けて来る
- 久しぶりの人から声がかかる
- 別々の人に同じ仕事を勧められる
- 抜けた人の代わりを頼まれる
- 聞いた瞬間に「やります」と言う
5つのうち、今週の自分に当てはまるものを1つ選んでください。
選んだ1つが、頼まれた中身を見る入口になります。
仕事に呼ばれる人の特徴4選
仕事に呼ばれる人は、頼まれる前から人のために手を動かしてきた人です。
今日からできることばかりなので、まだ声がかからない人にも当てはまる部分があります。
特徴1 期待より少し多く返す人
頼まれたことを、期待より少し多く返している人には、次の声がかかります。
頼んだ以上のものが返ってきた記憶は、頼んだ人の中に残るからです。
「頼まれごとは試されごと」は、昔からよく口にされる言葉です。
コピーを頼まれたらホチキスまで止めて渡す、資料を頼まれたら1行の要約を添える。その程度の「少し多く」です。
大きくやりすぎると、次から頼みにくくなります。少し多く、が大事です。
特徴2 機嫌がよく声をかけやすい人
機嫌がよく、声をかけやすい空気をまとっている人のところに、仕事の声は先に届きます。
スピリチュアルで「波動が高い人」「パワーがある人」と言うのは、人がそばに来やすい人のことです。
仕事の話は、話しかけやすい人から順に持ち込まれます。
挨拶を先にする、話しかけられたら手を止めて顔を上げる。それだけで、まわりの空気は変わります。
特徴3 迷ったときに体の感覚で決める人
迷ったときに、損得より体の感覚で決めている人は、知らない範囲から来た話にも乗れます。
損得で選ぶと、知っている範囲からしか選べません。自分で選ぶ道と同じ理由です。
体の感覚とは、「なんか行きたい」「なんか嫌」のことです。
仕事の話を聞いて、胸がざわつくのか、静かに落ち着くのか。損得を計算する前に、そちらを先に見ます。
特徴4 前の職場や仕事を悪く言わない人
辞めた職場や前の仕事を悪く言わない人には、前の職場の人からも声がかかります。
サイン2の「しばらく連絡のなかった人」からの声は、ここから来ます。
去った場所とのつながりが、切れていないからです。
辞めた職場の話を聞かれたら、よかったことを1つ先に言います。
- 頼まれたことを少し多く返す
- 機嫌がよく声をかけやすい
- 迷ったら体の感覚で決める
- 前の職場や仕事を悪く言わない
4つのうち、すでにしていることを1つ見つけてください。
見つけた1つが、あなたに声がかかる理由の入口です。
呼ばれた仕事は天職なのか
呼ばれた仕事は、天職の入口です。ただし、声がかかった話がすべて、呼ばれた仕事ではありません。
頼まれた中身が、あなたが頼まれなくても前から人にしてきたことと同じで、相手が「あなたに」頼む理由を言えるなら、それが呼ばれた仕事です。

問いは2つだけです。頼まれた中身が同じか、相手が名指しの理由を言えるか。
呼ばれる仕事は、あなたがずっと持っていた合鍵の形に合う鍵穴です。押し付けは、鍵が合わないのに「開けて」と言われている状態です。
暮らしで言えば、頼まれた中身が前からの得意と同じかどうか、ということです。
「頼まれなくても人にしてきたこと」は、自分では見えにくいので、例を並べます。
- 愚痴を聞いてきた→相談を受ける仕事
- 書類を片づけてきた→事務・整理の仕事
- 絵を描いて配ってきた→作る仕事
あなたの場合は、人から3回以上頼まれたことを紙に並べると見えてきます。
都合よく押し付けられた仕事も呼ばれた仕事なのか
押し付けられた仕事は、呼ばれた仕事ではありません。
見分けは、頼む理由にあなたの名前が入っているかです。
「人が足りないから」「誰もやらないから」は押し付けです。「あなたなら」「前にやってくれたから」は名指しです。
押し付けだと分かったら、引き受ける量を半分にして、手を空けておきます。
空いた手に、呼ばれた仕事が来ます。手がふさがっている人には声をかけにくいからです。
やりたくない仕事が天職ということはあるのか
やりたくない仕事が天職ということは、あります。
呼ばれる仕事は、「やりたいこと」ではなく「できること」の形で来るからです。
人前で話すのは嫌いなのに、説明役ばかり頼まれる。頼まれてきたのは、「分かりやすく伝えること」です。
やりたくなくても、頼まれた中身が前からしてきたことと同じなら、天職の入口です。
確かめ方は、一度だけ小さく引き受けて、終わったあとに体が軽いか重いかを見ることです。やり方は一度だけ小さく引き受けるで渡します。
仕事が来ない時期は天職に縁がないのか
仕事が来ない時期は、縁がないのではなく、呼ばれる前に手が空けられている時期です。
仕事は、空いた手にしか来ません。
声がかからない、頼まれない。そんな日が続くと、「私には、呼ばれる仕事なんてないのかも」と思います。
探して見つけるより、呼ばれる場所に手を空けて立っている時間があります。
声がかからない間にすることは、今の職場の頼まれごとに「はい」と答えるで渡します。
仕事が急になくなった直後なら、仕事の強制終了のスピリチュアルな意味の記事も読んでください。
今いる仕事に「ここに呼ばれていないのでは」と感じているなら、職場が合わないスピリチュアルな意味の記事へ進んでください。
仕事に呼ばれたときにすること4選
仕事に呼ばれたら、まず声をかけてくれた人に理由を聞き、一度だけ小さく引き受けます。
どれも、今週のうちにできる動作です。
すること1 声をかけてくれた人に「なぜ私に?」と聞く
声をかけてくれた人に、「なぜ私に?」と聞きます。
相手の答えの中に、あなたが呼ばれた理由があるからです。呼ばれた仕事の判定の2つ目は、この質問でその場で確かめられます。
答えが「人がいなくて」なら押し付けです。「あのときの◯◯がよかったから」なら、呼ばれた仕事です。
聞き方の例は、「声をかけてもらえてうれしいです。どうして私を思い出してくれたんですか?」です。
すること2 一度だけ小さく引き受ける
頼まれた仕事は、まず一度だけ、小さく引き受けます。
返事を「全部受ける」か「断る」かの二択にすると、怖さで動けなくなります。
一度だけ、一件だけ、週末だけ、と小さく受けてください。終わったあとに、体が軽いか重いかを見ます。
呼ばれた仕事は、終わったあとに「またやれる」が残ります。疲れよりも、そちらが先に来ます。
すること3 断るときは合いそうな人を紹介する
断るときは、自分の代わりに合いそうな人を紹介します。
断っても、声をかけてくれた人の困りごとは残るからです。代わりの人をつなぐと、縁が切れずに回ります。
「今回は手が回らないのですが、◯◯さんなら合うと思います」と伝えます。
「断ると次は来ない」という読みへの答えは、断り方で次が決まる、です。
紹介して断った人は、次にあなたに合う話が来たとき、また思い出してもらえます。
すること4 今の職場の頼まれごとに「はい」と答える
声がかからない間は、今の職場の頼まれごとに「はい」と答えます。
小さな頼まれごとに「はい」と答えて、少し多く返すと、それを見た人が次の声をかけます。
「自分に合う仕事がわからない」という人は、探す前に、人から何を頼まれているかを見てください。頼まれてきたことの中に、合う仕事があります。
職場で干されて手が空いている時期も、同じです。次の役目に呼ばれる前に、手が空けられています。
- 声をかけてくれた人に「なぜ私に?」と聞く
- 一度だけ小さく引き受ける
- 断るときは合いそうな人を紹介する
- 声がかからない間は「はい」と答える
4つのうち、今週できるものを1つ選びます。
選ぶ基準は、いちばん早く動けるものです。
判定の2つは、自分で確かめられます。それでも、残る声があります。
「頼まれなくても前からしてきたことが、自分では何か分からない」
「あの人は本当に私を名指ししたのか、人手が足りないだけなのか。聞いても答えがぼやけた」
「受けるとして、今の仕事と重なる時期をどう越えるのか」
声をかけてきた人のことと、今の仕事との重ね方は、職場の誰も知らない人に順番に話すと、その夜のうちに、受ける形が決まります。
話す相手は、あなたの名前も、声をかけてきた人も、職場も知らない人です。だから、相手の本心への疑いも、今の仕事への後ろめたさも、そのまま話せます。
話す相手の選び方と最初の一言は、「職場が合わない人」向けに書いてあります。
押しても電話はかかりません。話す相手や料金など詳しいことがわかります。
仕事に呼ばれるのよくある質問
本文の見出しでは扱わなかった疑問に、短く答えます。
仕事が決まるスピリチュアルなサインは?
仕事が決まるときは、話が向こうから来て、頼まれた中身があなたの前からしてきたことと同じです。選考がどう進むかより、誰から何を頼まれたかを見ます。
くわしくは仕事に呼ばれるスピリチュアルなサイン5選へ。
スピリチュアル的にパワーがある人の特徴は?
人がそばに来やすい人です。機嫌がよく、話しかけられたら手を止めて顔を上げる人のところに、仕事の声も先に届きます。
くわしくは仕事に呼ばれる人の特徴4選へ。
転職はスピリチュアル的にどう決まるの?
自分で探して選んだ転職より、自分の計画になかった話から決まる転職のほうが、「導かれた」と感じやすいです。仕事のほうが、あなたを知らない範囲から選びに来るからです。
くわしくは意味3 自分で選んだ道より合う道へ回されるという意味へ。
自分に一番ぴったりな職業はどうやって分かる?
あなたが頼まれなくても前から人にしてきたことの延長に、いちばん合う仕事があります。思い出せないときは、人から3回以上頼まれたことを紙に並べます。
くわしくは呼ばれた仕事は天職なのかへ。
縁のある職場と仕事に呼ばれるのは同じ?
同じではありません。縁のある職場は場所(会社)との縁で、仕事に呼ばれるのは役目との縁です。
場所の縁は選考や入社後の進み方で、役目の縁は頼まれた中身で見ます。
くわしくは仕事に呼ばれるスピリチュアルな意味3つへ。
仕事をやめなさいのサインは?
仕事をやめなさいのサインは、行くたびに朝から気持ちが沈み続けることと、同じ職場から人が次々に抜けることです。呼ばれるサインは外から声がかかる形で、辞めるサインは職場の中で出ます。
ほかのサインは仕事を辞めるスピリチュアルなサインの記事にまとめています。
仕事を探さないほうが決まるって本当?
仕事が舞い込むおまじないは?
仕事で使う道具(ペン・名刺入れ・パソコン)を拭いて整え、朝に「今日もよろしく」と声をかけます。風水では東が仕事運の方角なので、道具を東側に置きます。
頼まれごとに少し多く返す習慣と合わせると、声がかかりやすくなります。
くわしくは特徴1 期待より少し多く返す人へ。
職場で干されているのは呼ばれていないから?
干されて手が空いている時期は、次の役目に呼ばれる前に、手が空けられている時期です。その間に、小さな頼まれごとに「はい」と答えて、少し多く返します。
くわしくはすること4 今の職場の頼まれごとに「はい」と答えるへ。
仕事に呼ばれるスピリチュアルな意味のまとめ
仕事に呼ばれるとは、仕事のほうがあなたを名指しで選びに来ることです。
呼ばれた仕事かどうかは、頼まれた中身が「あなたが頼まれなくても前から人にしてきたこと」と同じかで分かります。
声がかかったら、理由を聞いて、一度だけ小さく受けます。声がかからない間は、今いる場所の頼まれごとに「はい」と答えます。
次に声がかかったときは、返事の前に「なぜ私に?」と聞いてください。


