夜、背中をとんとんしていたら、子どもがすっと眠りました。
前にも、友だちの肩に手を置いたら、泣きやんで話し始めたことがあります。
「前にも言われた。私の手って、何かあるの?」
手にパワーがある人とは、触れたあとに人や物が落ち着く・ほどける・育つことが何度も続く人です。
2回、3回と続いているなら、偶然ではなく、あなたの手の力です。
特徴7つの話から、自分の手のパワーの使い方、手から気を出す方法まで、順に答えます。
手にパワーがある人とは?
手にパワーがあるとは、気持ちが手の先から相手に渡っている、ということです。
手は、体の中でいちばん外に向かって動く場所です。
差し出す、受け取る、撫でるといった相手に向けた動きは、ほとんど手で起きます。
触れたあとに起きる変化は、次の3つです。
- 落ち着く:子が手の中で眠る
- ほどける:相手が話し始める
- 育つ:植えた苗が根づく
1回は偶然、続けば手の力です。2回、3回と続いているなら、あなたの手にはパワーがあります。
「選ばれた人」の話ではありません。人に向けた気持ちが、手の動きにそのまま出る人です。
電車で隣の人が泣いていたら、声をかけるより先に、ハンカチを持つ手が動く。手は、心の向きがいちばん先に出る場所です。
気功の考え方でも、手のひらの真ん中は気の出入り口として扱います。
世間でよく挙がる悪い面も、2つあります。パワーの強い手は人の邪気ももらいやすいこと、触れた相手に疲れを吸われることです。
「じゃあ、触ったあとにぐったりするのはそのせい?」と思った人は、手にパワーがある人の不安と疑問で答えます。
手のひらからエネルギーは出る?
出ます。手のひらから出ているのは、触れる前に相手へ向けた気持ちです。
急いでいる日の手と、相手を思って差し出した手では、受け取った側の落ち着き方が違います。
「手を差し伸べる」「手を貸す」のように、日本語は助けることを手で言います。
あなたの手が動くのも、同じ向きです。
この気持ちを手のひらで感じる方法は、手から気を出す方法にあります。
手のひらにはどんなパワーがある?
手のパワーは、落ち着かせる力・ほどく力・育てる力の3つです。
どれが強いかは人によって違い、特徴7つのどれが当てはまるかで分かります。
| 手のパワー | 触れたあとに起きる変化 |
|---|---|
| 落ち着かせる力 | 泣いていた子が静まる、食べた人がほっとする(特徴1・4・7) |
| ほどく力 | 黙っていた相手が話し始める、手紙を読んだ人の気持ちがゆるむ(特徴2・5) |
| 育てる力 | 苗が根づく、手入れした物が長持ちする(特徴3・6) |
自分の番号は、手にパワーがある人の特徴7つで確かめてください。
手にパワーがある人の特徴7つ
手にパワーがある人の特徴は、手を使った場面で相手や物が変わる7つです。2つ以上が何度も続いていれば、あなたの手にはパワーがあります。
特徴は判定ではなく、傾向です。1つ当てはまらなくても、手の力が弱いわけではありません。
手が温かいことも、よく挙がる特徴ですが、この7つには入れていません。温かさの意味は『手が温かい人のスピリチュアルな意味と、渡しすぎない距離の取り方』で答えています。
当てはまった番号を覚えて、この表をそのまま使い方の章へ持っていってください。
| 特徴 | 手のパワーと向く使い方 |
|---|---|
| 1 手の中で眠る子どもやペット | 落ち着かせる力/使い方①② |
| 2 肩に手を置くとほっとする相手 | ほどく力/使い方①② |
| 3 よく根づく植物 | 育てる力/使い方⑤ |
| 4 おいしいと言われる手料理 | 落ち着かせる力/使い方③ |
| 5 喜ばれる手書きの字 | ほどく力/使い方④ |
| 6 手入れで長持ちする物 | 育てる力/使い方⑥ |
| 7 手のひらで分かる見えないボールの感覚 | 落ち着かせる力/手から気を出す方法 |
番号は、自分の手のパワーの使い方6つの表と同じ数字でつながっています。
特徴1 手の中で眠る子どもやペット
泣いていた子の背中に手を当てると、すっと静かになる。犬や猫が、あなたの手の中で丸くなって眠る。
この特徴の人は、言葉でなだめる人より、手でなだめる人です。
眠りは、「ここは安全」と感じたときにしか来ません。
言葉の通じない赤ちゃんや犬猫が手の中で眠るのは、手から渡った安心をそのまま受け取ったしるしです。
特徴2 肩に手を置くとほっとする相手
落ち込んでいる友だちの肩に手を置いたら、黙っていた相手が話し始めた。そんなことが、何度かありませんか。
肩は、荷を背負う場所です。そこに手を置かれると、背負っていたものを一瞬だれかと分け合えます。
話し始めたのは、ほどけたしるしです。
特徴3 よく根づく植物
同じ苗を植えても、あなたが世話をした鉢だけ根づく。「あんたが植えると根づくね」と家族に言われた人は、この特徴です。
根づくのは、何度も見に来て、触れて、水をやった結果です。手が「また来るよ」を何度も伝えた跡です。
英語には、園芸の上手な人を「緑の親指(green thumb)」と呼ぶ言い方があります。
向いている使い方は、手で育てるです。
特徴4 おいしいと言われる手料理やおにぎり
同じ材料でも、「この人が握るとおいしい」と言われる人がいます。
おにぎり、こねる、ちぎる。手で直に触れる料理ほど、作った人の気持ちが乗ります。
「手塩にかける」の手塩は、食卓で自分の手で味を整えるために添えた塩を指します。自分の手で直に世話をすることを、その塩になぞらえた言葉です。
向いている使い方は、手で作るです。
特徴5 喜ばれる手書きの字や手紙
同じ文面でも、手書きのメモは捨てられずに残ります。あなたが書いたひと言の付箋が、冷蔵庫に何か月も貼られたままになる。
字の揺れや筆圧に、書いた時間と相手を思った時間が残るからです。
向いている使い方は、手で書くです。
特徴6 掃除や手入れで長持ちする場所や物
拭く、磨く、繕う。手入れした道具や場所が、なぜか長持ちする人がいます。
それは、物に「まだ一緒にいる」と伝える手の動きです。手入れされた道具が長持ちする家は、空気が淀みません。
向いている使い方は、手で整えるです。
特徴7 手のひらで分かる見えないボールの感覚
両手を近づけたり離したりすると、間に磁石が反発するような手ごたえを感じる人がいます。
これは、自分の手の気を、自分で感じ取れているしるしです。7つのうち、いちばん「出し方」に向いた手です。
試し方は、手のひらで気を感じるにあります。
手が急に熱くなる日がある人は、『手が温かい人のスピリチュアルな意味と、渡しすぎない距離の取り方』も読んでください。
手にパワーがある人の不安と疑問
手にパワーがある人が触れたあとに疲れるのは、相手の重さを手で受け取ったまま持ち帰っているからです。
触れたあとに流水で手を洗い、手を振って水を切る。この2つで、受け取ったものはその場に置いていけます。
世間でよく挙がる「邪気をもらう」「疲れを吸われる」への答えも、この2つです。
- 流水で手を洗う
- 指先から水を払うように手を振る
人に触れたあと疲れるのはパワーを吸い取られている?
吸い取られてはいません。疲れるのは、受け取った重さを持ち帰っているからです。
触れたあとは、流水で手を洗い、手を振って切る。指先から水を払うように振ってください。
手は、受け取る場所でもあります。重さも、手を通して入ってきます。
神社で手を洗ってから神前に進むのと同じです。手を洗うことは、受け取った物をその場に置いていく区切りです。
一度にたくさん渡してしまう人は、『手が温かい人のスピリチュアルな意味と、渡しすぎない距離の取り方』の「渡しすぎ」の章を読んでください。
受け取りすぎる人は、『当たられやすい人のスピリチュアルな意味と今日からできる守り方』が守り方を答えています。
手相や手の形で手のパワーは分かる?
手相や手の形で分かるのは、向きです。直感が強い、人の気持ちを感じ取りやすい、といった向きです。
手のパワーそのものは、触れたあとの変化で分かります。
手相で霊感の印に挙がるのは、神秘十字線と仏眼です。これがある人は、特徴7の「見えないボール」から試すと、手ごたえをつかみやすい手です。
手の形や柔らかさで、人の力は決まりません。
特徴が当てはまらない手にもパワーはある?
特徴が当てはまらないのは、手が弱いからではありません。まだ触れる回数が少ないだけです。
あります。当てはまらない手にも、パワーはあります。
使い方6つから1つ選び、同じ相手か物に、1週間で3回やってください。触れたあとの変化を見ます。
変化が1度でも出たら、それがあなたの手の使い道です。
手にパワーがある人はヒーラー体質といえる?
特徴1と2が続いている人は、ヒーラー体質と呼ばれる手の働きをしています。
ヒーラーの手とは、特別な訓練を受けた手ではなく、触れる前に相手のことを思える手のことです。
名乗るかどうかとは別に、手の働きは名前より先にあります。
仕事にするかどうかの考え方は、『手が温かい人のスピリチュアルな意味と、渡しすぎない距離の取り方』で答えています。
手を洗って切っても、残る声があります。
「あの人に触れたあとだけ、毎回重い」
「どうして同じ人のあとだけなのか、自分では分からない」
同じ相手のあとだけ重いときは、その人とのあいだで何が渡っているかを、人に話すと見えてきます。
家族も職場の人も知らない相手だから、名前を出さずに、触れたあとの重さをそのまま話せます。
「占い師に話すようなことじゃない」と思うかもしれません。占ってもらうのではなく、重さが残る場面を順に並べてもらう使い方です。
話す相手の選び方と、つながって最初に言う一言まで、1ページに並んでいます。
押しても電話はかかりません。名前を出さずに話せる相手の選び方など詳しいことがわかります。
自分の手のパワーの使い方6つ
手のパワーの使い方は、手を当てる・両手で包む・手で作る・手で書く・手で育てる・手で整える、の6つです。
特徴7つで丸をつけた番号から、自分の1つを選んで、今週から始める。それだけで足ります。
| 使い方 | 向く特徴・相手・いつ |
|---|---|
| ① 手を当てる | 特徴1・2/寝かしつけの背中、友だちの肩/夜、相手が黙ったとき |
| ② 両手で包む | 特徴1・2/相手の手/別れ際、再会、お祝い |
| ③ 手で作る | 特徴4/家族や贈る相手/週に1回 |
| ④ 手で書く | 特徴5/お礼を言いたい相手/思い立った日 |
| ⑤ 手で育てる | 特徴3/鉢植えやペット/毎朝 |
| ⑥ 手で整える | 特徴6/玄関、食卓、使う道具/週に1回 |
迷ったら、最近「落ち着いた・ほどけた・育った」が起きた場面から、表を引いてください。
手を当てる
向いているのは、特徴1と2の人です。
寝かしつけの背中、家族の肩、落ち込んでいる友だちの背中に、言葉を足さず、手のひらを置いて10数えます。
言葉より先に、「ここにいる」が届くからです。
見る変化は、呼吸がゆっくりになるか、相手が話し始めるかです。
触れる前に、「肩に手を置いてもいい?」と相手に聞いてください。相手が望まないときは、触れません。
両手で包む
向いているのは、特徴1と2の人です。
別れ際、再会、お祝いのときに、相手の手を両手で包んで2〜3秒そのままにします。
片手は挨拶です。両手は「あなただけに向けている」の合図だからです。
見る変化は、相手が握り返すかどうかです。
手で作る
向いているのは、特徴4の人です。
週に1回、おにぎり、こねる料理、手縫い、手びねりなど、道具を使わず手で直に形を作ります。作る間に、渡したい相手の顔を思い浮かべます。
手で直に触れた物には、作った時間が残るからです。絵や編み物のようなクリエイティブな作業も、同じ向きの使い方です。
見る変化は、食べた人や使った人が、ひと言感想をくれるかどうかです。
手で書く
向いているのは、特徴5の人です。
お礼、お祝い、励ましを、ひと言でいいので手書きのメモにして渡します。
字の揺れに、相手を思った時間が残るからです。
書く言葉の力については、『言霊の力が強い人の特徴9つと性格ではなく口ぐせで決まる理由』が詳しく答えています。
見る変化は、メモが手帳や冷蔵庫に残るか、返事が来るかです。
手で育てる
向いているのは、特徴3の人です。
朝に1鉢だけ、葉に触れて、土の乾きを指で確かめてから水をやります。ペットは、撫でる時間を毎日決めます。
毎日触れることが、「また来るよ」を伝えるからです。
見る変化は、葉の張りや新しい芽、ペットが寄ってくるかどうかです。
手で整える
向いているのは、特徴6の人です。
玄関のドアノブ、食卓、使っている道具を、週に1回、自分の手で拭きます。物を手放す前にも、一度手で拭いてから出します。
手で拭いた場所は、淀まないからです。
見る変化は、部屋に入った瞬間の空気の感じが変わるかどうかです。
- 丸をつけた番号から1つ選ぶ
- 同じ相手か物に3回やる
- 触れたあとの変化を見る
変化の見方は、使い方ごとに書いたとおりです。
1度も出なかったら、使い方を別の1つに替えてください。
手から気を出す方法
手から気を出す方法は、手のひらで気を感じる・手から気を出す・離れた人に気を送る・使う前と後に手を清める、の4段です。
いきなり人に向けず、まず自分の両手のあいだで感じるところから始めてください。
手から波動を出したい人も、手順は同じです。土台は、使う前に手を清めて区切りをつけることです。
手のひらで気を感じる方法
気功のやり方でも、最初の一歩は手のひらの感覚です。リラックスして、次の順で試します。
- 座って、肩の力を抜く
- 両手をこすり合わせる
- 手のひらを10cm離して向かい合わせる
- ゆっくり近づけて、離す
- 間のボールのような手ごたえを探す
このボールの感覚を、手から出るオーラと呼ぶ人もいます。
感じない日は、感じないまま終えてください。
手から気を出すコツ
ボールを感じたら、吐く息に合わせて、手のひらの真ん中から前へ押し出すつもりで、手を少し開きます。
向ける先は、先に決めてください。自分の膝や、植物から始めます。
気を出す感覚は、呼吸とイメージで作ります。
離れた人に気を送る方法
手をかざすのは、手のひらを向けた先に、気持ちが向くからです。送るときは、次の順です。
- 相手の顔を思い浮かべる
- 名前を心の中で呼ぶ
- 手のひらをその人の方角へ向ける
- 数呼吸のあいだ、そのまま向ける
- 送ったことは告げずに終える
相手が望んでいないときは、気を送りません。
使う前と後の手の清め方
使う前に手を洗い、「これから渡す」と区切ります。
使ったあとは、流水で洗い、指先から水を払うように手を振って切ります。
触れたあとに疲れるときの手の清め方と同じ動作を、ここでは出す側の区切りとして行います。
手にパワーがある人の特徴と使い方のまとめ
手にパワーがある人とは、触れたあとに人や物が落ち着く・ほどける・育つことが続く人です。
当てはまった特徴の番号から使い方を1つ選び、今週3回やって、触れたあとの変化を見てください。
- 手の中で眠る子どもやペット
- 肩に手を置くとほっとする相手
- よく根づく植物
- おいしいと言われる手料理
- 喜ばれる手書きの字
- 手入れで長持ちする物
- 手のひらで分かる見えないボールの感覚
触れたあとに疲れたら、流水で手を洗って、手を振って切ります。それで、受け取った重さはその場に置いていけます。
自分の手で何ができるかは、使い方6つから選んだ1つで決まります。
- 手を当てる
- 両手で包む
- 手で作る
- 手で書く
- 手で育てる
- 手で整える


