言霊の効果がすごいと語られてきた言葉には、共通する言い方があります。「〜になりますように」という願う形ではなく、「〜になった」ともう起きたことにして言う形です。
言霊(ことだま)とは、口に出した言葉には力が宿るという、昔からの考え方のことです。
効果があると語られてきた言葉は12個あります。そのなかで一番強いとされてきた言葉と、効果が出ないと言われる言い方も、あわせて渡します。
言霊の効果がすごいと語られる言葉に共通する言い方
言霊の効果がすごいと語られる言葉には、ひとつだけ共通する言い方があります。まだ起きていないことを、もう起きたこととして言う言い方です。
よく見かける並べ方では、言霊の効果は「願いが叶う」「人間関係が良くなる」「運気が上がる」のように、起きた出来事の側で並べられています。
ところが、そこに出てくる言葉そのものを見ると、形がそろっています。「なんとかなった」「助かった」「ついてる」「ありがとう」。どれも、済んだこと、または今そうであることとして言われている言葉です。
逆に、「〜になりますように」と願う形のまま出てくる言葉は、ほとんど残っていません。
| よく言う願いの形 | 効いたと語られてきた形 |
|---|---|
| うまくいきますように | うまくいっている |
| なんとかなりますように | なんとかなる |
| 元気になりたい | 元気 |
| 間に合いますように | 間に合った |
| いい一年になりますように | いい一年 |
表の右側だけが、話として語り継がれてきた言い方です。
この違いは、たとえるとわかりやすくなります。
行けたらいいなと思っているだけの店に、席は取ってありません。「◯時に行きます」と言った時点で、その席は取ってあります。願う形と、もう起きたことにして言う形の違いは、これに近いものです。
「〜になりますように」と「〜になった」の違い
「〜になりますように」と「〜になった」の違いは、時間のどこに言葉を置くかにあります。「〜になりますように」は、まだ起きていない場所に言葉を置く言い方です。「〜になった」は、もう起きた場所に言葉を置く言い方です。同じ願いごとでも、言葉を置く位置が違います。
効いたと語られる言葉に願う形が出てこない理由
「言ったとおりになった」と語られてきた言葉は、どれも、言った時点ではまだ起きていませんでした。それでも済んだ形で言い切っていた言葉です。
願う形のまま言うと、言葉はまだ起きていない場所に置かれたままになります。済んだ形で言うと、言葉はもう起きた場所に置かれます。
出来事が起きる前に、言葉やしるしが先に置かれている場合があります。
同じ読み方をしている記事があります。

効果があると語られてきた言霊の言葉12個
効果があると語られてきた言霊の言葉は12個あります。
実際に並べると、次のようになります。
| 言葉 | 言われてきた場面 |
|---|---|
| ありがとう | まだ何も起きていないうちに |
| なんとかなった | 先が見えないとき |
| 助かった | 人に頼んだ直後 |
| 間に合った | 出かける前 |
| ちょうどよかった | 予定が変わったとき |
| おかげさまで | あいさつの返事として |
| ついてる | 何もない日に |
| 大丈夫 | 不安が出たとき |
| なんとかなる | 決める前 |
| うまくいっている | 途中で止まったとき |
| 恵まれている | 足りないと感じたとき |
| 元気 | 体を起こしたとき |
上から6個が済んだことにして言う形、下から6個が今そうであると言い切る形です。
済んだことにして言う形の6つ
済んだことにして言う形の6つは、ありがとう、なんとかなった、助かった、間に合った、ちょうどよかった、おかげさまで、です。
「間に合った」「ちょうどよかった」は、出かける前や、予定が急に変わった直後に言われてきた形です。まだ結果が出ていない場面で、先に済んだ言い方をします。
「おかげさまで」は、あいさつの言葉として、済んだ形のまま日常に残ってきました。
「ありがとう」だけは、少し特別な条件を持っています。相手がいなくても、何ももらっていなくても言える言葉だからです。
今そうであると言い切る形の6つ
今そうであると言い切る形の6つは、ついてる、大丈夫、なんとかなる、うまくいっている、恵まれている、元気、です。
「大丈夫」「なんとかなる」は、まだ何も分かっていない時点で言うからこそ、この形に入ります。願うのでも、あとから振り返るのでもなく、今そうであると言い切っています。
「元気」「恵まれている」も同じです。そう感じていない日にこそ、この形で言われてきました。
効果があると語られてきた言葉の見分け方
効果があると語られてきた言葉かどうかは、基準がひとつあります。
その言葉を、まだ起きていないうちに言えるかどうかです。
言えるなら、この形に入ります。「〜たい」「〜ますように」を付けないと言えないなら、まだ願う形のままです。
自分の願いごとに、この基準をそのまま当てはめられます。
一番強い言霊とされる「ありがとう」の理由
一番強い言霊として、一番多く語り継がれてきたのは「ありがとう」です。理由は、ありがとうは、まだ何も起きていないうちに言える、数少ない言葉だからです。
ふつう、領収書は受け取ってから書くものです。「ありがとう」を先に言うのは、受け取る前に領収書を書いておく形に近いものです。

何も起きていないうちに言える言葉
「ありがとう」は、相手がいなくても、何ももらっていなくても言えます。この条件を満たす言葉は、ほとんどありません。物にも、天気にも、これから会う人にも言えます。
だから「ありがとう」は、もう起きたことにして言う形を、いちばん無理なく作れる言葉です。
ありがとう以外に最強と呼ばれてきた言葉
「ありがとう」以外にも、最強の言霊として名前が挙がる言葉があります。「なんとかなる」「ついてる」「大丈夫」です。
名前が挙がる理由はどれも同じで、まだ何も分かっていない時点で言えるからです。逆に、「成功する」「幸せになる」のような言葉は、最強として挙げられにくいものです。起きてからでないと言いにくい形をしているためです。
語り継がれてきた言葉の中で、一番強いとされてきたのは「ありがとう」です。
声に出して言うこと自体にも、昔から特別な意味があるとされてきました。

ありがとうが一番強いとされてきたのは、この一点に理由があります。
言霊の効果が出ないと言われる言い方
言霊の効果が出ないと言われるのは、言葉が弱いからではなく、まだ願う形のまま言っているからです。
効いたと語られる話には、出てこない言い方があります。
- 「〜になりますように」
- 「〜できたらいいな」
- 「〜したい」
- 「〜だといいんだけど」
- 「〜になれるかな」
- 済んだ形のあとに打ち消しを足す言い方
神社でのお願いごとは、これとは別のものです。
お願いをする場面で使う言い方と、効いたと語られる話に出てくる言い方は、もともと役割が違います。神社でのお願いは、これまでどおり続けてください。
言霊を恐ろしいと感じることがあるなら、言葉そのものが怖いのではありません。形が残りやすい言葉と、残りにくい言葉があるだけです。
願いの形のまま言い続けている言葉
上に挙げた6つの言い方に共通しているのは、まだ起きていない場所に言葉を置いていることです。言葉を置く場所を変えるだけで、この形からは外れます。
打ち消しが後ろに付く言い方
「ありがとう。……でも本当かな」「なんとかなる、たぶん」。済んだ形で言ったあとに、打ち消しを足す言い方も、効いたと語られる話には出てきません。
前半だけを言って、後半を口に出さないだけで、形が変わります。言ったあとに何も足さずに、いったん黙ってください。
人に一度聞いてもらうと、はっきりします。
言霊の効果を確かめたい人が今日から変える言い方
言霊の効果を確かめたい人が、今日から変える言い方は、3つの手順でできます。
いま使っている願いごとを言い換える手順
いま使っている願いごとを、次の手順で言い換えます。
- よく言う願いごとを1つ思い出す
- 「〜ますように」「〜たい」を取る
- 済んだ形か言い切る形にする
「うまくいきますように」は「うまくいっている」になります。「元気になりたい」は「元気」になります。「間に合いますように」は「間に合った」になります。
言いたいことを消さずに、形だけ変えるのがコツです。
思っていなくても言っていいと語られてきた理由
「もう起きたことにして言うのは、嘘っぽくて自分には言えない」と感じることがあるなら、日本には田植えの前に、その年の豊作を先に祝ってしまう行事があります。豊作になるかどうかを誰も知らないまま、先に祝います。信じているかどうかを問わない形です。
だから、思っていなくても言っていいと語られてきました。
渡す基準はひとつだけです。言うときに本当だと思えるかではなく、まだ起きていないうちに言えるかどうかです。
効果が出たかどうかを確かめる目印
効果が出たかどうかを確かめる目印は、何が起きたかではなく、言葉の側にあります。
同じ場面で、前は「〜ますように」と言っていたところを、今は「〜した」と言えているかどうかです。
いつ効くのかを数えなくても、言い方が変わったかどうかで確かめられます。
いつ返し終わるのかを探さなくていい、という読み方は、言霊以外にもあります。
同じ理屈で書かれた記事があります。


言霊の効果がすごいと言われる言葉のスピリチュアルな意味のまとめ
言霊の効果がすごいと語られてきた言葉には、共通する言い方があります。願う形ではなく、もう起きたことにして言う形です。
一番強いとされてきたのは「ありがとう」でした。まだ何も起きていないうちに言えるからです。
効かないと言われるのは、言葉が弱いからではなく、まだ願う形のまま言っているからです。
まだ起きていないことを先に祝ってしまう形は、日本でずっと使われてきた作法でした。今日、いま言っている願いごとをひとつ、済んだ形か言い切る形に変えて、声に出してみてください。
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今日変えた言い方が、これで合っているのか気になったときは、人に聞いてもらうと形になります。
